腹部膨満感の原因とオステオパシーでできること

はじめに

「お腹がはって苦しい」「食後にお腹が膨れる」といった腹部膨満感の訴えは、日常的によく見られる症状ですが、その原因は一つではありません。

この記事では、腹部膨満感の主な原因を整理し、それに対してオステオパシーでできるアプローチをご紹介します。


1. 腹部膨満感の原因 ガスの増加/処理不全

腸内のガスは、食べ物の消化・発酵や空気嚥下などから発生します。

通常はガスの発生・吸収・排出がバランスしていますが、過剰な発酵や排出不良により腸内にガスが溜まると、腹部の張りや不快感が生じます。


2. 腹部膨満感の原因 腸管運動の遅れ

便秘や胃排出の遅れ(胃アトニー)により、腸管内の内容物が停滞し、膨満感が強まることがあります。

これによりガスがたまりやすくなると同時に、蠕動運動の低下によって腹部の重だるさを感じやすくなります。


3. 腹部膨満感の原因 内臓過敏

腸内にガスが多くない場合でも、「過敏性腸症候群(IBS)」のように、少しの膨張で強い不快感を感じることがあります。

これは神経系が内臓からの刺激を過剰に拾ってしまう状態で、脳と腸の情報処理のずれによるものです。


4. 腹部膨満感の原因 筋連動の異常

本来、胃が拡張すると横隔膜が緩み、腹部前面が少し引き締まって胃の内容物を受け止めるという「筋連動」が起こります。

しかし、機能性消化不良などではこの反射が逆転し、横隔膜が緊張し腹部が緩むことで、目に見えて腹部が前にせり出してしまうことがあります。


5. 腹部膨満感の原因 微生物アンバランス

腸内細菌のバランスが崩れると、腸内発酵が進みやすくなり、ガスの発生量が増えます。

特に小腸に細菌が過剰繁殖するSIBO(小腸内細菌増殖症)では、腹部の張りやガス症状が強く出やすい傾向があります。


6. 腹部膨満感の原因 食事・生活・ホルモン

早食いや炭酸飲料、食物繊維の過剰摂取、高FODMAP食品の摂りすぎも膨満感の原因です。

また、女性では月経周期に伴うホルモン変動により、一時的に膨満感が強くなるケースもあります。


7. 腹部膨満感と自律神経を整える

腸の動きやガス排出は、自律神経(特に副交感神経)によってコントロールされています。

ストレスや不安が強いと交感神経が優位となり、腸の動きが停滞し、膨満感が悪化します。

オステオパシーでは、自律神経系へのアプローチも重視しています。


8. 腹部膨満感と横隔膜のリリース、呼吸法

横隔膜は呼吸だけでなく、内臓の圧調整にも関わる重要な筋です。

横隔膜の緊張や可動性の低下があると、腹腔内圧の調整がうまくいかず膨満感が強くなります。

オステオパシーでは、横隔膜のリリース(緩和操作)や深い腹式呼吸を指導し、内圧調整を助けます。


9. 腹部膨満感と内臓マニュピレーション

腹部膨満感の背景には、内臓の位置異常や滑走不全が関係していることもあります。

オステオパシーでは、肝臓や胃、腸などの内臓に対して、マニュピレーション(手技)を用いて緊張を整え、自然な動きを取り戻すことで、膨満感の軽減を図ります。


終わりに

腹部膨満感は、ガスや便の問題だけでなく、筋肉や神経、内臓の機能、心理的な要因が複雑に関係しています。

当院では、オステオパシーの視点から、構造・神経・循環・感情のバランスを見直し、あなたの「自然な状態」への回復をサポートしています。

つらい腹部の張りにお悩みの方は、一度ご相談ください。


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