脊柱管狭窄症は、歩行や立位で脚のしびれや重だるさが出やすくなり、休むと少し楽になることがある状態です。画像上の変化だけで説明されやすいですが、実際には骨盤・股関節・胸郭・歩き方などが重なって腰まわりの負担が強まっていることがあります。
画像の説明だけで不安が大きくなることもありますが、身体の使い方を整理することで変化しやすい部分もあります。OQでは、脊柱管狭窄症を身体全体のつながりの中で整理し、無理の少ない状態へつなげていきます。
一般的には、痛み止め、神経障害性疼痛薬、ブロック注射、運動療法、体幹トレーニングなどが行われます。こうした方法は、症状をやわらげるきっかけとして役立つことがあります。
ただ、脊柱管狭窄症は画像上の狭窄だけで症状の強さが決まるわけではなく、骨盤の傾き、股関節の使い方、歩行時の負担、胸郭や呼吸の硬さなどが重なって見えていることも少なくありません。そのため、局所だけに注目すると変化が続きにくいことがあります。
OQでは、脊柱管狭窄症を「腰の通り道だけの問題」とは捉えません。骨盤や仙骨が固まりやすい、股関節で支えにくい、前かがみでないと歩きづらい、といった全体の使い方の積み重ねが腰や脚の負担として表れていることがあります。
症状だけでなく身体全体を見る視点を大切にしながら、神経が刺激されにくい状態を目指します。しびれの出にくさだけでなく、歩きやすさや立ちやすさも整えていくイメージです。
腰だけでなく、骨盤・股関節まで含めて、全身が自然に支えやすい状態を見ていきます。
歩く時や立っている時に腰や脚へ負担が偏りやすいポイントを見ながら、神経が刺激されにくい状態を目指します。
無理に姿勢を正しすぎるのではなく、その方に合った支えやすい姿勢や歩き方を確認し、日常の中で続けやすい形へ調整していきます。
腰や脚の負担は胸郭や体幹の使い方とも関係します。全身で支えやすい状態を目指します。
その方の状態に合わせて、歩きやすさや腰まわりの負担を減らすためのセルフケアを、続けやすい量でお伝えします。
段階的に、支えやすい身体へ
歩行時のしびれや立位でのつらさが強い方は、初期段階では1週間に1回程度でご来院いただくことが多いです。
症状の強さや身体の使い方にあわせて、2週間に1回 ▶ 3週間に1回 ▶ 1〜3ヶ月に1回と少しずつ間隔を広げていきます。無理のないペースをご相談しながら決めていきます。
再び負担が集まりにくい身体へ
外出や買い物、立ち仕事などの中で元の使い方に戻りやすい方には、1〜3ヶ月に1回程度のメンテナンスをご提案することがあります。
その都度細かく整え続けるというより、腰や脚に負担が集まりにくい身体の使い方を保つための確認としてご利用いただくイメージです。
画像だけで決めつけすぎないために
脊柱管狭窄症は、検査結果の印象が強く残りやすい一方で、日常では「どこをどう使うと楽になるのか」が分かりにくいことがあります。
急いで無理に動かすよりも、まずは骨盤や股関節、歩き方がどう支えているのかを整理していく方が、結果として変化が落ち着きやすいことがあります。
焦らず、無理の少ない形で一緒に整えていきましょう。
腰全体の負担や使い方を見たい方はこちらもご覧ください。
Symptoms 坐骨神経痛とオステオパシー脚のしびれとの関係を広い視点で見たい方は、あわせて参考になります。
Symptoms 脊柱管狭窄症術後術後も症状が気になる方や再評価したい方はこちらもどうぞ。
理学療法士・健康科学修士。腰や脚のしびれのお悩みに対して、身体全体のつながりと日常動作の両面から、無理の少ない身体づくりをサポートしています。
※当院で行うのは、自費での施術と身体づくりのサポートです。医療機関での診断や治療に代わるものではありません。
※保有資格として理学療法士を取得していますが、当院では保険診療ではなく、自費での施術を行っています。
