鼠径部痛症候群は、足のつけ根や股関節前面、内ももに痛みや違和感が出やすくなる状態です。股関節そのものの問題に見えやすいですが、実際には骨盤・腰・股関節・内もも・下腹部の使い方が重なって鼠径部に負担がかかっていることがあります。
痛みのある場所だけを繰り返しケアしても、変化が続きにくいことがあります。OQでは、鼠径部痛症候群を身体全体のつながりの中で整理し、無理の少ない状態へつなげていきます。
一般的には、安静、痛み止め、ストレッチ、股関節まわりのリハビリ、アイシングなどが行われます。こうした方法は、症状をやわらげるきっかけとして役立つことがあります。
ただ、鼠径部痛症候群は鼠径部だけの問題ではなく、骨盤の傾き、股関節前面の詰まり、内転筋の緊張、体幹の支えにくさなどが重なって見えていることも少なくありません。そのため、局所だけに注目すると変化が続きにくいことがあります。
OQでは、鼠径部痛症候群を「足のつけ根だけの問題」とは捉えません。股関節前面で圧迫が起きやすい、骨盤が前へ引かれやすい、内ももや下腹部の緊張が抜けにくい、といった全体の使い方の積み重ねが負担として表れていることがあります。
症状だけでなく身体全体を見る視点を大切にしながら、鼠径部に負担が集まりにくい状態を目指します。痛みの出にくさだけでなく、歩きやすさや股関節の動かしやすさも整えていくイメージです。
足のつけ根だけでなく、骨盤・股関節・体幹まで含めて、全身が自然に支えやすい状態を見ていきます。
腸腰筋や内転筋、下腹部まわりなど、負担が偏りやすい部位の緊張を整理し、動きの片寄りを減らしていきます。
片側に体重が寄りやすい姿勢や、股関節前面が詰まりやすい使い方を確認し、日常で無理なく続けられる形へ調整していきます。
股関節や鼠径部の負担は体幹の使い方とも関係します。腰や下腹部を固めすぎずに支えやすい状態を目指します。
その方の状態に合わせて、股関節前面や内ももを使いやすくするためのセルフケアを、続けやすい量でお伝えします。
段階的に、支えやすい身体へ
鼠径部や股関節前面の痛みが強い方は、初期段階では1週間に1回程度でご来院いただくことが多いです。
症状の強さや身体の使い方にあわせて、2週間に1回 ▶ 3週間に1回 ▶ 1〜3ヶ月に1回と少しずつ間隔を広げていきます。無理のないペースをご相談しながら決めていきます。
再び負担が集まりにくい身体へ
立ち仕事やスポーツ、長時間の歩行などの中で元の使い方に戻りやすい方には、1〜3ヶ月に1回程度のメンテナンスをご提案することがあります。
その都度細かく整え続けるというより、鼠径部や股関節前面に負担が集まりにくい身体の使い方を保つための確認としてご利用いただくイメージです。
痛みだけでなく、使い方も整理するために
鼠径部痛症候群は、痛む場所がはっきりしている一方で、日常では「どこで負担が増えているのか」が分かりにくいことがあります。
急いで足のつけ根だけを何とかしようとするよりも、まずは骨盤や股関節、体幹がどう支えているのかを整理していく方が、結果として変化が落ち着きやすいことがあります。
焦らず、無理の少ない形で一緒に整えていきましょう。
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理学療法士・健康科学修士。股関節や鼠径部のお悩みに対して、身体全体のつながりと日常動作の両面から、無理の少ない身体づくりをサポートしています。
※当院で行うのは、自費での施術と身体づくりのサポートです。医療機関での診断や治療に代わるものではありません。
※保有資格として理学療法士を取得していますが、当院では保険診療ではなく、自費での施術を行っています。

