むくみの原因について

むくみの原因について

むくみ(浮腫)は、多くの人が経験する症状ですが、その原因や対策を正しく理解している人は少ないかもしれません。

今回は、むくみの定義や分類、そして効果的な対策について詳しく解説します。


1. むくみ(浮腫)の定義

むくみとは、組織間隙(Interstitial space)に、体が自然に調整できる量を超えて水分が溜まった状態を指します。

これは、次の5つの「P」が関与しているとされています。

  • Pressure(静脈圧):静脈の圧力が高まることで、余分な水分が組織に漏れ出します。
  • Protein(蛋白質):血液中の蛋白質が減少すると、水分が血管内に戻りにくくなります。
  • Permeability(透過性):血管の透過性が増すことで、水分が外に漏れやすくなります。
  • Paresis(麻痺):筋ポンプ作用が低下し、血液やリンパの流れが滞ります。
  • Pendency(下垂):長時間の立位や座位により、重力の影響で水分が下肢に溜まります。

2. 浮腫の分類

浮腫にはさまざまな種類がありますが、大きく以下のように分類されます。

2-1. 静脈性浮腫

  • 慢性静脈不全(CVI):長期間の静脈圧の上昇により、静脈壁が変性し、むくみを引き起こします。
  • 下肢静脈瘤:静脈弁が機能不全を起こし、血液が逆流して静脈内圧が高まります。

2-2. リンパ性浮腫

  • 一次性リンパ浮腫:先天的なリンパ管の異常が原因。
  • 二次性リンパ浮腫:手術や感染症によってリンパの流れが滞り、むくみを引き起こします。

2-3. 心因性・内分泌性浮腫

  • 心不全:右心不全によって体内の血液が滞り、静脈圧が上昇して浮腫が生じます。
  • 甲状腺機能低下症:代謝が低下し、むくみを引き起こすことがあります。

2-4. その他の原因

  • 薬の副作用:カルシウム拮抗薬やNSAIDなどが原因でむくみを引き起こす場合があります。
  • 長時間の同一姿勢:立ちっぱなしや座りっぱなしによって血流が滞り、むくみが生じます。

3. 浮腫の対策

3-1. 原因疾患の治療

むくみの原因となる疾患がある場合は、その治療が最優先となります。

例えば、慢性静脈不全甲状腺機能低下症 の治療を行うことで、むくみの改善が期待できます。

3-2. 生活習慣の改善

  • 軽負荷の運動:筋ポンプ作用を促し、血流やリンパの流れを改善します。
  • 下肢の挙上:重力を利用して血液の戻りを助けます。
  • 腹式呼吸:横隔膜の動きがリンパの流れを促進します。

3-3. オステオパシーによるアプローチ

オステオパシーは、体のバランスを整え、血液やリンパの循環を改善する施術法です。

京都 四条大宮 でオステオパシーを提供している当院では、むくみの原因を根本から改善するサポートを行っています。


終わりに

むくみの原因は多岐にわたりますが、適切な対策を講じることで改善が期待できます。

特に、オステオパシー を取り入れたアプローチは、体全体のバランスを整え、むくみを根本から解消することが可能です。

京都 四条大宮 でむくみにお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。

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