腰椎椎間板ヘルニアは、腰の間にあるクッションの役割をする椎間板の一部が後ろへ張り出し、近くの神経を刺激することで、腰だけでなくお尻や脚の痛み・しびれにつながることがある状態です。ただ、画像でヘルニアが見つかっても、症状の強さや出方は人によって大きく異なります。
病院で「ヘルニアがあります」と言われた方、手術までは勧められていないけれど不安が続く方、坐骨神経痛のような症状が長引いている方は、保存療法についての解説記事もあわせてご覧ください。
安静、コルセット、痛み止めや神経障害性疼痛薬、ブロック注射、牽引、必要に応じた手術などが一般的です。こうした方法は痛みが強い時期の支えとして大切です。一方で、症状が少し落ち着いてきたあとに、腰や脚へ負担が集まりやすい身体の使い方まで見直さないと、長引きや再発につながることがあります。
OQでは、腰椎椎間板ヘルニアを「飛び出した椎間板だけの問題」とは捉えません。骨盤・股関節・胸椎・呼吸の動きが小さくなっていると、そのしわ寄せが腰に集まり、神経の周囲にもストレスがかかり続けます。症状だけを追うのではなく、身体全体のつながりから、どこに負担が集まりやすくなっているのかを見ていきます。
そのうえで、腰まわりを無理に刺激するのではなく、股関節や骨盤、背中、呼吸の動きも含めて整え、腰や脚の症状が起きにくい身体の使い方へつないでいきます。
段階的に、動きやすい身体へ
症状がはっきり出ている時期や、身体の防御が強くなっている時期は、初期段階では1週間に1回程度でご来院いただくことが多いです。
状態の変化にあわせて、2週間に1回 ▶ 3週間に1回 ▶ 1〜3ヶ月に1回という形で、少しずつ間隔を広げていきます。急いで詰め込むというより、その方に合ったペースを一緒に探します。
再発予防・日常生活の安心感へ
症状が落ち着いたあとも、長時間の座位や仕事の負担で腰にストレスが戻りやすい方は少なくありません。そうした方には、1〜3ヶ月に1回程度のメンテナンスとセルフケアの見直しをご提案しています。
「症状がゼロになるまで通う」というより、再発しにくい身体の使い方を身につけていくイメージです。時間的・経済的なご事情も含め、無理のない形を一緒に考えます。
焦らず、身体の声を整理していくために
腰や脚にしびれが出ると、不安から「早く何とかしないと」と力が入りやすくなります。ただ、そうした時期こそ、痛みだけを追いかけるのではなく、今の身体に何が起きているのかを落ち着いて整理していくことが大切です。
症状はつらいものですが、身体の使い方や生活の負担を見直すきっかけになることもあります。無理に前向きになる必要はありませんが、焦らず一歩ずつ整えていくことで、結果として回復しやすい流れにつながることがあります。
ご自身のペースを大切にしながら、一緒に進めていきましょう。
ヘルニアと診断されたあと、保存療法をどう考えるかを整理した解説記事です。
Symptoms 他の症状ページも見る坐骨神経痛や股関節まわりなど、関連する症状ページも一覧からご覧いただけます。
理学療法士・健康科学修士。腰痛やしびれ、神経系のお悩みに対して、身体全体のつながりと日常動作の両面から、無理の少ない身体づくりをサポートしています。
※当院で行うのは、自費での施術と身体づくりのサポートです。医療機関での診断や治療に代わるものではありません。
※保有資格として理学療法士を取得していますが、当院では保険診療ではなく、自費での施術を行っています。

