みなさん、こんにちは。京都オステオパシーセンターOQの大村颯太です。
Note記事ではオステオパシーや健康に関する情報を定期的に配信しています。
本日のテーマは「オステオパシーの道を極める:ロバート・グリーン『MASTERY』に学ぶ − 第一部ライフズ・タスク(Life’s Task)」で、院長の坂田が投稿した内容を掲載しています。
私たちは日々、学びや臨床の中で「なぜこの道を歩むのか」という問いに直面します。
オステオパシーという学問・技術を探求する上で、単なる知識や手技の習得だけではなく、「自分の人生をどう捉えるか」という視点が不可欠です。
今回のNoteでは、ロバート・グリーン著『MASTERY』を手がかりに、“熟達=Mastery” に至るまでの心の在り方について整理しました。
ライフズ・タスク(Life’s Task)とは
グリーンが最初に強調するのは、「人生の使命(Life’s Task)」を見つけ、それに従うことです。
それは単なる職業選びではなく、生まれながらに備わった「根源的な志向(primal inclination)」を見つけ出す作業です。
子どもの頃に時間を忘れて没頭したこと、純粋な好奇心で心を動かされた対象にこそ、自分の使命が隠れていると彼は述べています。
レオナルド・ダ・ヴィンチが幼少期に森を歩き、自然の形と生命の動きに魅了されたように、
私たちが人体や生命現象に惹かれる感覚も、オステオパシーという道を歩む上での原動力となるのです。
情報過多の時代をどう生きるか
現代では情報が溢れ、誰でも専門書や動画、講座にアクセスできる時代です。
しかし、情報量が増えたからこそ、学ぶ順序を見失い、何を信じるべきか迷う人も多いでしょう。
本記事では、「情報を増やすより、取捨選択する力を養うこと」の重要性に焦点を当てています。
情報そのものよりも、「自分が今どの段階にあり、何を必要としているのか」を見極める力。
それが、達人(Master)への道を歩み続けるための最大の武器です。
A.T.スティル博士の「人生の使命」
オステオパシーの創始者A.T.スティル博士もまた、自らの「ライフズ・タスク」に忠実に生きた人物です。
家族を感染症で失うという悲劇をきっかけに、彼は薬物療法に疑問を持ち、「人体という自然の構造」に真理を見出そうとしました。
彼の探求は名誉や富のためではなく、「生命の法則を理解したい」という純粋な衝動から始まったものです。
まさにオステオパシーは、“内なる声に導かれた学問” といえます。
あなた自身の中にある「道」
本記事の最後では、「マスターへの道は他人の模倣ではなく、自分の内側から始まる」というメッセージが語られます。
あなたをこの道に導いたきっかけ――あの時の感動、興味、疑問こそが、あなたの原点です。
その“内なる声”を見失わないことが、情報の洪水の中で自分を見失わずに歩むための唯一の道です。
オステオパシーを学ぶすべての人にとって、技術と同じくらい重要なのは「哲学」です。
このNoteが、皆さんの学びの羅針盤となれば幸いです。
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