
はじめに
こんにちは、京都オステオパシーセンター2Fの大村颯太です。今回は、オステオパシーの重要な手技の一つである「マッスルエナジーテクニック(MET)」をご紹介します。この記事を読むと、なぜ患者さん自身の力を使う治療法が、痛みの改善や動きの質の向上に効果的なのかがわかります。身体の不調を根本から見直したい方、特にスポーツをされる方やメンテナンスを希望される方に知っていただきたい内容です。
METはどんな治療法?
マッスルエナジーテクニック(MET)は、1950年代にアメリカのオステオパス、フレッド・ミッチェル氏によって考え出されました。関節の動きが悪い時や、筋肉のバランスが崩れている時に役立つ治療法です。最大の特徴は、施術者が一方的に動かすのではなく、患者さん自身に軽く力を出してもらい、それに施術者がそっと抵抗を加えることで、身体を整えていく点にあります。まるで、身体が本来持っている動きの「記憶」を呼び覚ますようなアプローチです。
どうやって行うの?
施術中、私は「こちらの方向に、軽く力を入れてみてください」とお声がけします。患者さんが指示通りに筋肉を動かすと、私はそれに合わせて適切な抵抗を加えます。この「自分で動かす」という能動的な参加がとても重要です。これにより、硬くなった関節や緊張した筋肉を安全に、そして効果的に緩めていくことができます。
得られる効果と当院での活用法
METを行うことで、関節の動く範囲が広がり、筋肉の緊張や痛みが和らぎます。また、姿勢が整ったり、動きの協調性が高まったりする効果も期待できます。当院では、特に定期的なメンテナンスでご来院される方や、スポーツでより良い身体の使い方を学びたい方、腰痛や肩こりの方に、このMETを積極的に取り入れています。ご自身の力で身体を調整する経験は、身体への気づきを高め、不調の再発を防ぐことにもつながるからです。
おわりに
薬や注射に頼る前に、まずは自分の身体が持つ自然な治癒力と調整能力に目を向けてみませんか?マッスルエナジーテクニックは、その力を引き出し、『自然に動ける身体』を取り戻すための、オステオパシーの知恵の一つです。
参考リンク
特記事項なし
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