脳卒中 手の麻痺 家庭での電気刺激の活用

はじめに

脳卒中後の手の麻痺は、日常生活の質(QOL)を大きく低下させる原因の一つです。リハビリでの訓練はもちろん重要ですが、通院日以外の時間をどう活用するかが、回復の鍵となります。その中で注目されているのが「家庭で行える電気刺激療法」です。本記事では、電気刺激の効果や基礎生理学、そして家庭で利用できるおすすめ機器について解説します。

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1. 手の麻痺 電気刺激の効果

電気刺激療法(Electrical Stimulation Therapy)は、麻痺した筋肉や神経に微弱な電流を流すことで、筋活動や神経の再学習を促す方法です。

脳卒中後の手の麻痺では、脳と筋肉の間の「信号の通り道」が弱くなっています。電気刺激はこの信号を補助し、筋肉を動かすきっかけを作ることで、

  • 筋力低下の予防
  • 手指の可動域の維持
  • 感覚の改善
  • 神経可塑性(Neuroplasticity)の促進

といった効果が期待できます。特に、日常生活で自主的に手を使う機会が少ない方にとっては、電気刺激が筋肉への「再起動スイッチ」として働くことがあります。


2. 電気刺激の基礎生理学

電気刺激は、皮膚表面から筋肉や神経へ電流を流し、人工的に活動電位を発生させます。活動電位とは、神経や筋肉が動くための「電気信号」のことです。

通常、脳からの指令が神経を通って筋肉に届くことで動きが生まれますが、麻痺の場合はこの経路が部分的または完全に途絶しています。電気刺激を加えることで、

  1. 筋肉が直接収縮し、血流が改善する
  2. 感覚受容器が刺激され、中枢神経系の再教育が進む
  3. 繰り返しの刺激により、神経回路の再構築が促される

といったプロセスが起こります。これは、単なる筋トレでは得られない「脳と筋肉のつなぎ直し」というリハビリ的側面が大きな特徴です。


3. 家庭で使える電気刺激オススメ(低周波治療器 HV-F021-W ホワイト 家庭用EMS)

通院時間や費用の負担を減らすために、家庭用の電気刺激機器を活用する方も増えています。

その中でも「オムロン 低周波治療器 HV-F021-W ホワイト」は、軽量で持ち運びがしやすく、操作もシンプルなため、脳卒中後の在宅リハビリに適しています。

  • 特徴
    • コンパクト設計で使いやすい
    • 低周波による心地よい刺激
    • 刺激強度やモードを簡単に調整可能
    • 両手・前腕・肩など複数部位に対応

使用の際は、主治医やリハビリ担当者の指導のもとで行い、皮膚の状態や刺激強度に注意することが大切です。特に麻痺側は感覚が低下している場合が多いため、やけどや過剰刺激を防ぐための確認が欠かせません。


終わりに

脳卒中後の手の麻痺改善には、病院や施設でのリハビリと並行して、家庭での自主的な取り組みが重要です。電気刺激療法は、そのサポート手段として有効な選択肢の一つです。適切に活用することで、日常生活での手の使いやすさが向上し、生活の質の向上につながります。

当院では、電気刺激を取り入れたリハビリ方法や機器の選び方についてもご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。


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