脳卒中の回復と栄養

脳卒中の回復と栄養


はじめに

脳卒中後のリハビリは、運動や言語、日常生活動作の回復に目が向けられがちですが、「栄養」も回復を支える大切な要素です

近年では、ビタミンやミネラル、たんぱく質などの栄養補給が、運動機能や認知、気分の改善に影響を与えることが多くの研究で示されています

この記事では、脳卒中からの回復を促すための栄養の役割について、最新の知見を交えながらお伝えします


1. ビタミンの役割と脳の回復

ビタミンには抗酸化作用や抗炎症作用があり、脳卒中後の組織ダメージの進行を抑える可能性があります

特に注目されているのが、ビタミンB群とビタミンDです

  • ビタミンB群は、神経の再生や脳機能の回復に重要であり、ある研究ではビタミンBとコリンの補給が学習・記憶機能の改善に効果的だったと報告されていますまた、ビタミンBの補給は、脳卒中後のうつ病リスクを下げる可能性も示唆されています
  • ビタミンDは、神経保護・骨の健康・筋肉機能に関わる栄養素です虚血性脳卒中患者における研究では、ビタミンDとカルシウムの補給により、回復スコアや活動レベルが向上した例があります特に自立や精神面への影響が報告されており、リハビリの効果を支える土台として期待されています

2. ミネラルの力で神経を守る

ミネラルもまた、脳卒中からの回復に影響を与える大切な要素です

特に近年注目されているのがマグネシウムです

  • 動物実験では、マグネシウムが神経細胞を保護する作用をもつことが確認されており、実際に人を対象とした研究でも、マグネシウムの摂取が脳卒中後の回復を促す可能性が報告されています
  • ある研究では、291人の脳卒中患者に**ミネラルを含む特別な塩(カリウム+マグネシウム強化塩)**を摂取してもらった結果、通常の塩やカリウム強化塩だけのグループよりも、神経学的な改善が良好だったという結果が得られました
  • 神宝塩のように、自然由来のミネラルを豊富に含む塩を活用することも、日々の食生活の中でミネラル補給を意識する一つの方法です

3. 栄養と運動の相乗効果

栄養補給は、それ単体で奇跡的な効果をもたらすものではありません

しかし、リハビリ運動との組み合わせによって、回復のスピードや質が高まる可能性があります

  • 例えば、筋力を高めるためにはたんぱく質や必須アミノ酸の補給が欠かせません
  • ビタミンやミネラルが充足していることで、疲労の軽減や精神の安定にもつながり、継続的なリハビリが可能になります
  • 栄養状態が悪いと、リハビリを頑張っても思うように成果が出ず、モチベーションの低下やうつ状態につながることもあるため注意が必要です

終わりに

脳卒中からの回復には、運動療法と同じくらい「栄養療法」も大切です

特に、ビタミンB・Dやマグネシウムといった栄養素は、脳の修復や神経の再生を支える可能性があることが明らかになっています

京都・四条大宮の当院では、オステオパシーによる手技アプローチに加えて、栄養状態のチェックや食事のアドバイスも行っています

もし脳卒中後の回復にお悩みであれば、運動だけでなく「栄養の視点」からも見直してみませんか?

 

#京都 #脳梗塞 #脳出血 #片麻痺 #運動麻痺

#リハビリ #自費リハビリ #歩行 #しびれ #オステオパシー

#京都オステオパシー #四条大宮 #手の麻痺 #手指の麻痺 #栄養療法 #ビタミン補給 #マグネシウム

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

京都オステオパシーセンター:OQ

〒604-8366 京都府京都市中京区七軒町466

最寄駅:阪急大宮駅 徒歩2分

京都 中京区 めまい、頭痛、産前産後、不妊、

マタニティ整体、呼吸器、子供の発達、

脳卒中後遺症 人工関節、

慢性的な痛み(肩こり・腰痛・変形性膝関節症

変形性股関節症など)

受け付け時間:9時~21時(完全予約制)

坂田:日・祝 休み

大村:土 休み

問い合わせ先

【坂田】

LINE: https://lin.ee/clbSLGg

電話:075-822-3003

【大村】

LINE: https://lin.ee/XnR5zpR

電話:080-3850-1264

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

脳梗塞 脳出血 自費リハビリについて詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

京都オステオパシーセンターOQ