脊柱管狭窄症 手術後に痛みが取れない理由

はじめに

脊柱管狭窄症の手術を受けたにもかかわらず、痛みやしびれが取れないと悩んでいる方は少なくありません。実際に、海外の研究では約3割の患者が手術後に「失敗した」と感じていることが報告されています。本記事では、手術後に痛みが取れない理由と、その対策について解説します。

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1. 脊柱管狭窄症の手術後に3割が失敗を感じる(海外報告)

海外の研究によると、脊柱管狭窄症の手術を受けた患者のうち33%が「手術に満足していない」と回答し、22%がODI(Oswestry Disability Index)による評価で悪化を報告しています。特に、以下の条件に当てはまる方は、手術後に症状が改善しにくい傾向があります。

 

  • 12か月以上続く慢性的な腰痛がある
  • 過去に脊椎手術を受けたことがある
  • 70歳以上である

手術によって狭窄が改善されても、完全に痛みが取れるわけではないのが現状です。

2. 手術後に痛みが取れない理由5つ

手術後に症状が残る原因には、さまざまな要因が関係しています。

① 長期間の圧迫による神経の損傷

脊柱管狭窄症では、長期間にわたって神経が圧迫され続けた結果、神経そのものがダメージを受けていることがあります。手術によって圧迫が解除されても、神経の回復には時間がかかり、場合によっては完全には治らないこともあります。

② 脊柱管内の血液循環不全

手術後も脊柱管内の血流が改善されないと、神経への酸素供給が不足し、痛みやしびれが持続することがあります。特に高齢者では血流の低下が顕著なため、回復が遅れることがあります。

③ 炎症の持続

手術後には、一時的に炎症が起こりますが、これが長引くと痛みの原因となります。炎症が慢性化すると神経が過敏になり、わずかな刺激でも強い痛みを感じやすくなります。

④ 脊柱管由来ではない症状

すべての腰痛やしびれが脊柱管狭窄症によるものとは限りません。例えば、股関節や骨盤の問題、自律神経の乱れが原因で痛みが続くケースもあります。こうした場合、いくら脊柱管の手術をしても症状は改善しません。

⑤ 手術による後遺症

手術の影響で、手術部位周辺の筋肉や靭帯が硬くなったり、神経が癒着したりすることがあります。これにより、手術前とは異なるタイプの痛みやしびれが出現することがあります。

3. 手術後にできること

① 適度な運動とリハビリ

神経の回復や血流改善には、適度な運動が不可欠です。無理のない範囲で歩行やストレッチを行い、体を動かす習慣をつけましょう。

② 栄養と生活習慣の改善

神経の修復には、タンパク質やビタミンB群が重要です。また、ストレス管理や十分な睡眠も、回復を早める要因となります。

③ 代替療法の活用

手術後の痛みに対して、オステオパシーなどの徒手療法が有効なことがあります。筋肉や関節の調整を行うことで、血流や神経機能の改善が期待できます。

終わりに

脊柱管狭窄症の手術を受けても、痛みが完全に取れないケースは少なくありません。しかし、原因を正しく理解し、適切な対策を講じることで、痛みを軽減することは可能です。手術後の痛みに悩んでいる方は、運動や生活習慣の見直しに加え、オステオパシーなどの徒手療法を取り入れてみるのも一つの方法です。

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