はじめに
みなさんこんにちは。
京都オステオパシーセンターOQの大村颯太です。
腰椎椎間板ヘルニアと診断されたとき、多くの人が「手術が必要なのか?」「自然に治ることはあるのか?」と不安に思うでしょう。実は、腰椎椎間板ヘルニアは自然に吸収されることがあり、適切な生活習慣を心がけることで回復を早めることができます。本記事では、ヘルニアの自然吸収の割合やメカニズム、日常生活で気をつけるポイントについて解説します。
動画解説は↑コチラの画像をクリック
↑今回はこちらの論文を参考・画像引用させて頂いています。
1. 腰椎ヘルニアが自然吸収される割合は?
腰椎椎間板ヘルニアの自然吸収率は、研究によって異なりますが、おおよそ 66% の確率で自然に縮小すると報告されています。特に、押し出し型や分離型のヘルニアは体の免疫反応によって吸収されやすく、 数ヶ月−1年程度で自然消失することもあります。
一方で、すべてのヘルニアが自然吸収されるわけではなく、長期間症状が続く場合や、神経の圧迫が強いケースでは適切な治療が必要になることもあります。
2. ヘルニア吸収メカニズム3つ
腰椎椎間板ヘルニアが自然に小さくなる主なメカニズムは、以下の3つが挙げられます。
- 髄核の脱水と収縮:ヘルニアの内容物が水分を失い縮小する。
- 椎間板の退縮:突出した部分が縮小していく。
- 炎症反応と貪食:マクロファージなどの免疫細胞が異物と認識し、分解・吸収する免疫反応が生じる。硬膜外腔での循環が吸収に影響している可能性が考えられる。
3. ヘルニアを自然に治す日常生活
自然吸収を促進するためには、日常生活の工夫が重要です。以下のポイントを意識しましょう。
① 椎間板変性の抑制
- 酸化ストレス対策:重曹風呂・抗酸化食品の摂取
- 適度な糖分摂取:果物などでグルコース供給を確保
- 動脈硬化予防:適度な有酸素運動・ストレッチ・入浴
- 禁煙
- 石灰化予防:ビタミンC・微量ミネラルの摂取
- 姿勢や動作の修正
② 免疫機能向上
- 適度な運動・睡眠
- ストレスコントロール
- 添加物や化学物質の回避
- 電磁波対策
- 自然環境でのリフレッシュ
③ 血液循環の改善
- 腰周囲の筋緊張改善
- 脊髄硬膜の張力調整
- 全身の血流促進
- 自律神経のバランス調整
④ 椎間板後方への剪断力軽減
- 姿勢の見直し
- 股関節の柔軟性向上
- 腹部周囲の筋活動の安定化
終わりに
腰椎椎間板ヘルニアは、適切なケアを行うことで自然に吸収される可能性があります。手術を検討する前に、まずは日常生活の見直しやオステオパシーなどの自然療法を試してみるのも良いでしょう。
京都・四条大宮で腰椎ヘルニアや腰痛にお悩みの方は、オステオパシーの施術を受けてみるのも一つの選択肢です。お気軽にご相談ください。
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京都オステオパシーセンターOQでございます。