「うちの子、何日もうんちが出ないんです」「お腹がよく張って苦しそう」——小さなお子さんの消化の悩みは、ご家庭にとって切実な問題です。
食事に気をつけている。水分もとらせている。それでもお腹の調子が整わない。もしかすると、それは食べ物だけの問題ではないかもしれません。
こんな様子が気になりますか?

- 3日以上排便がない日が続く
- 排便のとき痛がる・泣く
- お腹が張って硬い
- 食後にお腹を痛がる
- ガスがよくたまる
- 食欲にムラがある
- 下痢と便秘を繰り返す
子どもの消化器系は「まだ発達途上」
大人の消化器系は精巧なシステムを持っています。しかし子どもの消化器系は、まだこのシステムを構築している最中です。
- 腸管神経系(ENS)の未熟性:腸には「第二の脳」とも呼ばれる独自の神経ネットワークがあります。出生後も発達を続けており、蠕動運動のリズムがまだ安定していないことがあります
- 自律神経系のバランス:消化管の活動は副交感神経(特に迷走神経)に大きく依存しています。子どもの自律神経系はまだ成熟途上です
- 内臓筋膜の可塑性:子どもの内臓を包む筋膜はまだ柔らかく可塑性に富んでいますが、緊張パターンが生じると臓器の動きに制限が出ることがあります
食事だけでは解決しない構造的な要因
- 迷走神経と頭蓋底:迷走神経は消化管の蠕動運動を促進する最も重要な神経です。頭蓋底における通り道に圧縮がある場合、蠕動運動が弱くなることがあります
- 横隔膜の役割:リズミカルな上下運動で腹部内臓を「マッサージ」する役割があります。緊張があるとこのポンプ作用が減ります
- 骨盤と仙骨:仙骨からは大腸下部と直腸の蠕動を制御する副交感神経が出ています
- 腰椎・胸腰椎移行部:この部位の緊張は消化管の交感神経活動を高め、便秘の一因となることがあります
OQのオステオパシーではこう考えます
お子さんのお腹だけを見るのではなく、消化に関わる神経・筋膜・構造の全体を評価します。
- 頭蓋底の評価:迷走神経の通り道の状態を確認します
- 横隔膜の評価:呼吸パターンと横隔膜の可動性を見ます
- 腹部の触診:内臓の緊張パターン、ガスの分布、腸の動きを評価します
- 骨盤・仙骨の評価:骨盤内臓神経の機能に影響する要因を確認します
ご家庭でできること
- お腹のマッサージ:時計回りに優しくなでる(大腸の流れに沿って)。入浴後が効果的です
- 十分な遊びと運動:体を動かすことは腸の蠕動運動を促進します
- 排便の「時間」を作る:食後に焦らずトイレに座る習慣をつける
受診が必要なサイン:血便がある、激しい腹痛で泣き叫ぶ、嘔吐を繰り返す、体重が減っている場合は、まず小児科を受診してください。
よくある質問
Q. 何歳から受けられますか?
生後すぐから受けられます。赤ちゃんの便秘やガスの問題にも、内臓マニピュレーションなど穏やかな手技で対応します。
Q. 施術でお腹を直接触りますか?
はい、腹部の穏やかな触診と内臓マニピュレーションを行います。痛みを伴うような強い力は使いません。お子さまが嫌がる場合は、頭蓋や背中からのアプローチに切り替えます。
Q. 食事の指導もしてもらえますか?
基本的な食事のアドバイスはお伝えしますが、詳しい栄養指導は小児科や管理栄養士にお任せしています。オステオパシーの役割は、食事の効果が活きる体の構造的条件を整えることです。
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京都オステオパシーセンターOQ
〒604-8366 京都府京都市中京区七軒町466
阪急大宮駅 徒歩2分 / 受付 9:00〜22:30(完全予約制)
お子さまの初回:60分枠 5,500円+初診料2,200円(中学生以下)
担当:坂田雄亮(院長・1階)
英国スウォンジー大学オステオパシー学士(BSc Ost)。ベルギーmorphologicumにてアジア人唯一のEVOST修了。小児オステオパシーを専門の一つとしています。
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