身体の流れを妨げているものを見つけて取り除き、本来の働きを取り戻す。
― 京都オステオパシーセンターOQ
ぎっくり腰(急性腰痛症)は、ある瞬間をきっかけに腰へ強い痛みが出て、立つ・歩く・起き上がるといった動作が急につらくなる状態です。突然の痛みでも、背景には骨盤・股関節・胸郭・呼吸・疲労の蓄積などが重なって、腰に負担が集中していることがあります。
痛みが強いと不安が大きくなりますが、痛い場所だけを無理に押したり動かしたりすると、かえって負担になることもあります。OQでは、ぎっくり腰を身体全体のつながりの中で整理し、無理の少ない回復につなげていきます。
一般的には、安静、湿布、痛み止め、コルセット、電気治療、軽いストレッチなどが行われます。こうした方法は急な痛みをやわらげる助けになることがあります。
ただ、ぎっくり腰は腰だけの問題ではなく、骨盤の支えにくさ、股関節の使いにくさ、疲労の蓄積、姿勢の偏りなどが重なって見えていることも少なくありません。そのため、局所だけに注目すると再発を繰り返しやすいことがあります。
OQでは、ぎっくり腰を「急に起きた腰だけの問題」とは捉えません。骨盤や股関節が固まりやすい、呼吸で力を逃がしにくい、腰で頑張りすぎる、といった全体の使い方の積み重ねが、ある時点で強い痛みとして表れていることがあります。
症状だけでなく身体全体を見る視点を大切にしながら、今つらい動作を少しずつ楽にし、再び負担が集まりにくい状態を目指します。
痛い場所だけでなく、骨盤や股関節まで含めて、全身が自然に支えやすい状態を見ていきます。
今つらい姿勢や動作を確認し、無理をかけすぎない範囲で、動きやすさを少しずつ取り戻していきます。
日常で痛みが強まりやすい動作を確認し、今の状態でも取り入れやすい工夫へ調整していきます。
腰の負担は呼吸や体幹の使い方とも関係します。必要以上に固めすぎない支え方を目指します。
その方の状態に合わせて、回復後も続けやすいセルフケアを、無理のない量でお伝えします。
段階的に、回復しやすい身体へ
急性期の痛みが強い方は、初期段階では1週間に1回程度でご来院いただくことが多いです。
症状の落ち着きにあわせて、2週間に1回 ▶ 3週間に1回 ▶ 1〜3ヶ月に1回と少しずつ間隔を広げていきます。無理のないペースをご相談しながら決めていきます。
再発しにくい身体づくりへ
ぎっくり腰を繰り返しやすい方には、回復後に1〜3ヶ月に1回程度のメンテナンスをご提案することがあります。
その都度細かく整え続けるというより、腰や骨盤に負担が集まりにくい身体の使い方を保つための確認としてご利用いただくイメージです。
痛みが強い時こそ、焦りすぎないために
ぎっくり腰は突然強い痛みが出るため、不安から「すぐ何とかしなければ」と感じやすい症状です。
急いで無理に伸ばしたり強く押したりするよりも、まずは今の身体で負担の少ない動き方を整理していく方が、結果として回復が落ち着きやすいことがあります。
焦らず、無理の少ない形で一緒に整えていきましょう。
腰全体の負担や使い方を見たい方はこちらもご覧ください。
Symptoms 筋筋膜性腰痛張りや重だるさが続く腰痛との関係を見たい方は、あわせて参考になります。
Symptoms 坐骨神経痛とオステオパシー脚のしびれを伴う腰の症状が気になる方はこちらもどうぞ。
理学療法士・健康科学修士。急な腰痛や再発しやすい腰のお悩みに対して、身体全体のつながりと日常動作の両面から、無理の少ない身体づくりをサポートしています。
※当院で行うのは、自費での施術と身体づくりのサポートです。医療機関での診断や治療に代わるものではありません。
※保有資格として理学療法士を取得していますが、当院では保険診療ではなく、自費での施術を行っています。


