有痛性外脛骨は、足の内側にある舟状骨の近くに、もともとある余分な骨(外脛骨)のまわりで痛みが出ている状態です。骨があること自体は珍しくありませんが、後脛骨筋の引っ張り、靴の圧迫、足のアーチへの負担が重なると、歩く・走る・立ち続けるといった場面でつらさが出やすくなります。
特に成長期のスポーツをしているお子様や、扁平足傾向のある方では繰り返しやすいため、痛い場所だけでなく、足全体の使い方を見直していくことが大切です。
一般的には、運動量の調整、アイシング、インソールや足底板、テーピング、湿布、リハビリなどが行われます。痛みが強い時期には、いったん足の内側にかかる負担を落とすことが大切です。
ただ、痛みが和らいでも、足のアーチの崩れや後脛骨筋への負担が残ったままだと、部活や長時間歩行で再びつらくなることがあります。出っ張っている骨だけを問題にするのではなく、どうしてその部分に負担が集まっているのかを整理していくことが再発予防につながります。
OQでは、有痛性外脛骨を「足の内側の出っ張りだけの問題」とは考えません。後脛骨筋の働き方、足首の動き、ふくらはぎの張り、足裏の支え方、股関節や骨盤の使い方が重なることで、外脛骨の周囲に負担が集中していることがあります。
そのため、痛い場所にだけ対応するのではなく、歩行や立ち姿勢の中でどこに無理が出ているのかを全体として見ていきます。お子様であれば成長段階や運動量も含めて、大人であれば仕事や日常動作の負担も含めて整理していく流れです。
状態を見ながら無理なく整える目安
痛みがはっきりある時期は、初期段階では1週間に1回程度で状態を確認していくことが多いです。症状が落ち着いてきたら、学校生活や部活、仕事の負担に合わせて少しずつ間隔を広げていきます。
「大会が近い」「長く歩く予定がある」など生活背景が違うため、無理に同じペースに当てはめるのではなく、その方に合った進め方を一緒に考えていきます。
再発しにくい足の使い方へ
痛みが落ち着いたあとも、スポーツ量が多い方や扁平足傾向のある方では、足の内側に疲労が集まりやすいことがあります。そのため、必要に応じて2〜4週に1回程度で状態を確認していくことがあります。
再発を繰り返している方ほど、「痛みが出てから何とかする」だけではなく、足の支え方を早めに整えておくことが役立つことがあります。
「骨がある」と言われても、あわてすぎなくて大丈夫です
外脛骨があると聞くと、不安になる方は少なくありません。ただ、骨がある人すべてに痛みが出るわけではなく、負担のかかり方が重なったときに症状が目立ちやすくなります。
だからこそ、出っ張りそのものだけを見るのではなく、今の足にどんな無理が集まっているのかを少しずつ整えていくことが大切です。あわてて答えを急がず、安心して動ける状態を一緒に目指していきましょう。
足のアーチや荷重のかかり方との関係を知りたい方に関連しやすいページです。
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理学療法士・健康科学修士。足部や下肢に繰り返し負担が集まる痛みについて、症状そのものだけでなく、歩き方や身体全体の使い方まで含めて整理しながらサポートしています。
※当院で行うのは、自費での施術と身体づくりのサポートです。医療機関での診断や治療に代わるものではありません。
※保有資格として理学療法士を取得していますが、当院では保険診療ではなく、自費での施術を行っています。

