オステオパシーは何回通えば変わりますか? — 京都オステオパシーセンターOQ

「何回くらい通えばいいですか?」——初めてのご予約の前にも、施術を受けた後にも、いちばん多く聞かれる質問です。

正直にお答えします。「人によります」が事実です。でも、それだけでは何の参考にもなりません。ここでは、OQの臨床経験25年以上のなかで見えてきた「回数の考え方」を、できるだけ正直にお伝えします。


✍️ 執筆者

坂田雄亮(Yusuke Sakata)
イギリス・ウェールズ大学スウォンジー校(Swansea University)オステオパシー学士号(BSc(Ost))取得。ベルギー進化医学系オステオパシー研究所(EVOST — Evolutionary Medicine within the Osteopathic Field)修了。M.I.C.O.(Member of the Institute of Classical Osteopathy, England)。京都オステオパシーセンターOQ院長。2007年開業、臨床経験25年以上。

👉 詳しいプロフィール


目次

回数を決めるのは「あなたの体」

何回通うかは、体の反応を見ながら一緒に決めていきます。これは「曖昧にしたい」のではなく、事前に回数を決めることが適切ではないからです。

同じ「肩こり」でも、先週から始まった方と10年続いている方では、体の状態がまったく違います。同じ「腰痛」でも、構造的な要因が中心の方と、内臓の状態が関与している方では、体の反応の仕方が異なります。

それでも参考になる「目安」はあります。


目安の考え方——3つの時間軸

回数の目安——3つの時間軸 体の状態と症状の歴史によって、必要な施術回数は異なります 1〜3回 急性の問題 寝違え・ぎっくり腰 最近始まった不調 外傷後の回復 構造的要因がシンプル 3〜6回 慢性化した問題 数ヶ月〜数年の肩こり・腰痛 めまい・頭痛の繰り返し 産後の不調 複数の要因が絡んでいる 6回〜 体質的・全身的な問題 自律神経の不調 自己免疫疾患・アレルギー 慢性疲労・不妊 長期的な体質改善 短い ← 症状の歴史 → 長い これは「目安」です。初回の評価で、あなたの体に合った 見通しを一緒に考えます。

急性の問題:1〜3回

寝違え、ぎっくり腰、最近始まった不調など。構造的な要因がシンプルで、体の回復力が十分にある場合は、1〜3回で大きな変化を感じる方が多いです。場合によっては1回で済むこともあります。

慢性化した問題:3〜6回

数ヶ月〜数年続いている肩こり・腰痛・頭痛・めまいなど。体が「今の状態」に適応してしまっているので、構造を整えた後に体がその変化を定着させる時間が必要です。2〜4週間の間隔で3〜6回が一つの目安です。

体質的・全身的な問題:6回〜

自律神経の不調、自己免疫疾患、慢性疲労、不妊、皮膚の問題など。これらは体全体のパターンが関与しており、一つの構造を整えただけでは変わりません。月1〜2回のペースで半年程度かけて経過を見ることがあります。途中で改善の兆しが見えない場合は、正直にお伝えします。


「すぐ戻る」と感じるとき

「施術の直後は楽だったのに、数日で元に戻った」——これも多い声です。

二つの可能性があります。一つは、体が古いパターンに引き戻されている状態です。何年も同じ姿勢・同じ使い方を続けた体は、「正しい状態」よりも「慣れた状態」を優先します。これは繰り返し施術を重ねることで、新しいパターンが定着していきます。

もう一つは、構造的な要因とは別の要因が関与している可能性です。ストレス、睡眠、食事、仕事環境——体は構造だけで成り立っているわけではありません。この場合は、構造的なアプローチだけでは限界があることをお伝えし、他の専門家との並行を提案することがあります。


回数券について

OQでは回数券をご用意しています。計画的に通いたい方が、少しでも負担を軽くして施術を受けられるようにするためのものです。坂田・大村それぞれで回数券がありますので、詳しくは料金ページをご覧ください。

ただし、回数券を買ったからといって「その回数だけ通えば十分」とは限りませんし、逆に途中で「もう来なくて大丈夫ですよ」とお伝えすることもあります。回数券はあくまで料金面のサポートであって、通う回数そのものは、毎回の施術で体の反応を見ながら一緒に判断していきます。


初回にお伝えすること

初めてOQにお越しいただいたとき、60分かけて体全体を評価します。評価が終わった段階で、以下をできるだけ率直にお伝えします。

  • 今の体の状態と、症状との関係で見えていること
  • OQで対応できそうな部分と、対応が難しそうな部分
  • 最初の2〜3回でどのような変化が見えるか、見えない場合にどう判断するか
  • 次の施術までの間隔の目安

この見通しを共有したうえで、通い続けるかどうかをご自身で判断していただきます。「とりあえず通ってください」とは言いません。


よくあるご質問

Q. 1回で治りますか?

「1回で完治」をお約束することはできません。ただし、急性の問題(寝違え・ぎっくり腰など)で構造的要因がシンプルな場合は、1回で大きな変化を感じる方もいます。初回の評価で、見通しをお伝えします。

Q. 通院間隔はどれくらいですか?

最初は2〜4週間に1回が目安です。体が変化を定着させるのに時間が必要なため、毎日通っていただく必要はありません。症状が安定してきたら、間隔を広げていきます。

Q. 3回通っても変わらない場合はどうなりますか?

3回で明確な変化が見えない場合は、率直にお伝えします。構造的要因以外の可能性を検討し、別の専門家(心療内科・歯科・整形外科など)をご紹介することがあります。「通い続けてください」とは言いません。

Q. 良くなったあとも定期的に通ったほうがいいですか?

義務ではありません。ただし、体のメンテナンスとして月1回程度ご利用される方もいます。季節の変わり目や仕事が忙しい時期に「調子を崩す前に」来られるパターンが多いです。必要なくなれば「卒業」していただいて構いません。

Q. 他の整体やカイロプラクティックとの違いは?

オステオパシーは体全体を一つのシステムとして評価します。症状のある場所だけでなく、そこに影響を与えている離れた構造まで含めて評価するのが特徴です。手技は穏やかなものから関節を動かすテクニック(スラスト)まで幅がありますが、音を鳴らすこと自体が目的ではなく、必要な部位に効果的に用います。恐怖心がある方には行いませんので、ご安心ください。OQの院長・坂田は英国大学でオステオパシーの学士号を取得しており、日本の整体・カイロプラクティックとは教育背景が異なります。


関連ページ


体のことで気になることがあれば

「これって流れの滞りかな」と思いあたることがあれば、一度ご相談ください。京都・大宮のオステオパシー専門院OQが、症状のある場所だけでなく、体全体の巡りから読みといていきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

坂田雄亮(BSc Ost / 鍼灸マッサージ師)。1999年(17歳)から累計6,000時間以上の継続教育を受講。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次