橈骨遠位端骨折の術後は、骨がついても「使える手首」に戻るまで時間がかかることがあります。背屈や回外の硬さ、握力低下、手指のこわばりが日常生活の細かな動作に影響しやすいのが特徴です。
OQでは、手首だけでなく前腕・肘・肩・体幹まで含めて全体の連動を見直します。前腕から肘にかけての使い方も気になる方は、テニス肘・上腕骨外側上顆炎のページもあわせてご覧ください。
橈骨遠位端骨折は、手をついて転倒したときに起こりやすい骨折です。プレート固定術のあとも、背屈制限・回外制限・握力低下・手指のこわばりが長く残ることがあります。
医療機関では、画像確認、術後の可動域訓練、握力訓練、日常動作の練習などが行われます。保険リハビリ終了後も、細かな使いにくさが生活に残るケースは少なくありません。
術後の目標は「動くこと」だけでなく、安心して手を使えることです。固定後は「曲げて大丈夫か」「力を入れてよいか」という不安が動作を止めやすくなります。
OQでは、手関節の硬さに加えて、前腕・肘・肩・頸部の連動を含めて整えます。整形外科的な評価と並行しながら、生活で使える手に近づける役割を担います。
手関節6方向の可動域回復
背屈・掌屈・橈屈・尺屈・回内・回外を一つずつ丁寧に取り戻し、日常動作につながる可動域を整えます。
手指・前腕・肘・肩の連動の再教育
前腕の筋や肩の使い方まで含め、上肢全体で支える感覚を再構築します。
握力・つまみ動作の再獲得
握力だけでなく、手関節の安定性や手指の滑りを整え、実際に使える手へつなげます。
再転倒・再骨折の予防
体幹や下肢の安定性も含めて整え、反対側の手首を含む再転倒の予防を意識して進めます。

段階的に動作の質を整える
退院後・保険リハ卒業後は、おおよそ1週間に1回のペースをお勧めしています。
状態が安定してきたら、少しずつ間隔を広げます。

長く手を使える身体づくり
状態が安定してきたら、2〜4週に1度のメンテナンスに切り替えることをお勧めしています。
反対側の手や肩への負担も含めて、長く使える身体づくりを支えます。

動き続けることが、回復を支える
受傷後の数か月の取り組みが、その後の手の使いやすさを大きく左右します。
焦らず、今の身体に合った範囲で動き続ける時間を一緒に作っていきましょう。
理学療法士・健康科学修士。骨折後の可動域や姿勢の再構築に対して、局所だけでなく身体全体のつながりと日常動作の両面から、無理の少ないサポートを行っています。
※ 保有資格として、理学療法士を取得していますが、当院では整体師として活動しています。
※ 当院で提供するサービスは施術や運動指導であり、医療機関が提供するリハビリとは異なります。


