脳卒中後の肩の痛みは、非常に多くの方が経験します。報告によっては患者の40〜70%に見られるとされています。
目次
なぜ脳卒中後に肩が痛むのか
肩関節亜脱臼
麻痺により肩の筋肉(特にローテーターカフ)のサポートが失われ、重力で上腕骨頭が関節窩から外れ気味になります。
痙縮(スパスティシティ)による拘縮
上肢の痙縮パターン(肘屈曲・手首掌屈)が進むと、肩関節の可動域が制限され、肩痛につながります。
複合性局所疼痛症候群(CRPS)
神経系の過敏化により、肩から手に広がる灼熱感・浮腫・皮膚変色を伴う難治性の痛みが起きることがあります。
筋膜の緊張と姿勢パターン
脳卒中後の体幹・頸部の非対称なパターンが肩甲帯に慢性的な負荷をかけます。
OQでのアプローチ
肩の局所だけでなく、体幹・頸部・歩行パターン全体を評価します。
「肩が痛いのに、なぜ歩き方を見るんですか?」と聞かれることがあります。脳卒中後の体はすべてつながっています。歩行のパターンが肩甲帯の使い方に直結します。
よくある質問
脳卒中後の肩の痛みはいつ頃から起きますか?
発症後まもなく亜脱臼による痛みが出ることもあれば、数ヶ月後に痙縮が進んでから出てくる場合もあります。時期によって原因が異なるため、現在の状態をきちんと評価することが大切です。
オステオパシーは脳卒中後の肩に対応できますか?
はい。OQでは肩関節だけでなく、体幹・頸部・歩行パターンを含めた全身評価を行います。麻痺側の筋膜や姿勢パターンに働きかけることで、肩への負担を軽減するアプローチをとります。
病院の自費リハビリと並行して受けられますか?
はい、並行してご利用いただいている方も多いです。病院での自費リハビリと OQでの施術は役割が異なります。気になることがあれば、初回のご相談時にお聞かせください。

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