発達性協調運動症では、周りからは「不器用」に見えても、ご本人の中では姿勢を保つことや動きの順番を組み立てることに大きな負担がかかっている場合があります。学校やスポーツ、家庭での細かな動作にも影響しやすいのが特徴です。
OQでは、診断名だけにとらわれず、姿勢・体幹・感覚と動きのつながりを全身から整えます。医療や学校、療育の支援と並行しながら、楽しく動ける土台づくりを支えます。
発達性協調運動症(DCD)は、知的発達や明らかな神経疾患では説明できない協調運動の困難が、日常生活・学業・余暇活動に影響を及ぼす状態です。DCDは、ADHD・ASD・LD と並存することも少なくありません。
小児神経科や発達外来での診断、作業療法、個別の運動課題プログラム、学校での合理的配慮などが行われます。お子さんが自信を保ちながら必要なスキルを身につけていく支援が大切です。
私たちは DCD を治す立場ではありません。お子さんの身体の土台—姿勢・関節・筋緊張・感覚と動きのつながり—を整え、協調運動の課題に取り組みやすい環境をつくる立場です。
同じ脳からの指令でも、身体の土台が整っているかどうかで動作のスムーズさは変わります。スポーツや日常生活の中で、できることを少しずつ増やしていく循環を大切にしています。
姿勢と体幹支持性の調整
座位・立位・運動時に必要な体幹の安定性を支え、すぐ姿勢が崩れる背景を整えます。
関節可動域と動きの自由度の確保
肩・首・股関節・足首などの可動域を優しく整え、動作の正確さと滑らかさにつなげます。
左右・上下・前後の協調動作の練習
対側性の連動や体軸を意識した遊びを取り入れ、協調運動の土台を育てます。
感覚と動きのつながりを育てる
触覚・前庭覚・固有覚などの入力を整え、自分の身体を感じやすい状態を目指します。
スポーツ動作・運動フォームの最適化
苦手な運動や取り組んでいるスポーツを観察し、身体の使い方を整えます。
二次的な疲労・痛みのケア
不器用さを補おうとして蓄積した肩・首・腰の緊張を整え、動く意欲を保ちやすくします。

お子さんのペースに合わせた頻度
初期は、おおよそ2〜4週に1回のペースをお勧めしています。
運動会や大会前など、目標がある時期は頻度を上げることもあります。

成長期に伴走する
動きが安定してきたら、月1回程度のメンテナンスに切り替えることをお勧めしています。
進級や新しいスポーツなど、環境の変化にあわせてその時期に必要なケアを届けます。

「不器用」のラベルではなく、身体の土台を見る
できないことだけでなく、楽しく動ける感覚を取り戻すことを大切にしています。
ご本人にもご家族にも見えにくい困りごとを、一緒に言語化しながら支えていきましょう。
理学療法士・健康科学修士。お子さんの姿勢や動きづくりに対して、身体全体のつながりと日常動作の両面から、無理の少ないサポートを行っています。
※ 保有資格として、理学療法士を取得していますが、当院では整体師として活動しています。
※ 当院で提供するサービスは施術や運動指導であり、医療機関が提供するリハビリとは異なります。

