パーキンソン症候群では、転びやすさや歩きにくさ、姿勢の崩れがパーキンソン病より早く目立つことがあります。診断名がついていても、日常では「何に気をつけて動けばよいか」が分かりにくいケースが少なくありません。
OQでは、病名だけで一括りにせず、姿勢・歩行・自律神経症状・ご家族の介助場面まで含めて整理します。主治医の治療と並行しながら、今ある機能を長く活かすための身体づくりを支えます。
パーキンソン症候群は、振戦・固縮・寡動・姿勢反射障害といった症状を呈する疾患群の総称です。PSP、CBD、MSA、DLB など、サブタイプによって特徴が異なります。
標準的な医療として、神経内科での鑑別診断・薬物療法・保険診療リハビリ・装具療法・嚥下や自律神経症状への対応などが行われます。進行が速いタイプでは、転倒予防と動作の質の維持がとくに重要です。
私たちは進行性の症状そのものを止める立場ではありません。今ある機能を最大限に活かし、転倒や二次障害を予防し、動きやすい身体の環境を整える立場です。
PSPでは後方転倒、CBDでは左右差、MSAでは起立性低血圧など、サブタイプによって配慮点が変わります。診断は神経内科の専門領域であり、当院はその診断に合わせて動きの支え方を調整します。
姿勢と体幹の安定性向上
座位・立位・歩行で必要な体幹の安定性を支え、とくに後方へ崩れやすい姿勢に配慮します。
関節可動域の維持と固縮の緩和
股関節・膝・足関節・肩・首を丁寧に動かし、固縮による負担を和らげます。
歩行分析と歩き方の最適化
すり足・小刻み歩行・突進歩行などを観察し、安全に動ける動作パターンを一緒に整理します。
動的バランスと転倒予防
方向転換・段差越え・立ち上がりなど、転倒リスクの高い動作を早期から整えます。
サブタイプに応じた配慮
後方転倒、自律神経症状、左右差、認知機能の変動など、その方の特徴に合わせて重点を変えます。
ご家族・支援者へのセルフケア指導
家庭でできるストレッチや声かけ、転倒予防の環境づくりを共有します。

状態と進行ペースに合わせた頻度
初期の集中期は、おおよそ1〜2週に1回のペースをお勧めしています。
体調・自律神経症状・認知機能の変動・介助状況を確認しながら、無理のない頻度を設計します。

長期に寄り添うメンテナンス
状態が安定している時期は、2〜4週に1度のメンテナンスに切り替えることをお勧めしています。
転倒予防や代償動作の負担軽減、ご家族の安心につながる定期ケアを大切にしています。

長い旅路を、共に歩む
進行を止めることはできなくても、今できることを丁寧に続け、転倒を一つでも減らすことには一緒に取り組めます。
診断名やお困りごとを遠慮なく共有してください。無理せず、休みすぎず、続けることを大切にします。
似た症状でも経過や薬の効き方が異なるため、あわせて参考になります。
Symptoms症状別ページ一覧を見る神経系の関連ページをまとめて確認したい方はこちらをご覧ください。
理学療法士・健康科学修士。神経難病や歩行のお悩みに対して、局所だけでなく身体全体のつながりと日常動作の両面から、無理の少ない身体づくりをサポートしています。
※ 保有資格として、理学療法士を取得していますが、当院では整体師として活動しています。
※ 当院で提供するサービスは施術や運動指導であり、医療機関が提供するリハビリとは異なります。

