つわり(悪阻)とオステオパシー

「つわりは妊娊中だから仕方ない」——そう言われて、ひとりで我慢していませんか?つわりのメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、体の神経系・内臓・横隔膜のバランスを整えることで、症状が和らぐことがあります。

つわりはなぜ起きるのか

つわりの正確な原因はまだ医学的に完全には解明されていません。ただ、妊娊初期に急増するhCG(ヒト絒毛性ゴナドトロピン)というホルモンが脳の屘吐中枢を刺激すること、エストロゲンの急上昇が消化管の動きに影響すること、そして自律神経系——特に迷走神経——の過敏性が関係していると考えられています。

オステオパシーの視点では、横隔膜の緊張・胸郭の可動性の低下・頃部〜頭蓋底の緊張が、迷走神経の側るきを乱し、つわりの症状を強めている可能性があります。これらは手技で直接アプローチできる部分です。

こんな症状でお悩みではありませんか?

  • 朝起き上がるだけで気持ち悪い
  • においに敏感になり、台所に立てない
  • 食べても食べなくても吐き気がする
  • 食べられるものが限られてしまっている
  • 横になっていても楽にならない
  • 妊娊初期から中期にかけて仕事や家事がつらい

OQのアプローチ

OQのつわりケアでは、体を「治す」のではなく、つわりを悪化させている構造的な緊張を和らげることを目指します。施術はすべて側臥位(横向き)または座位で行い、お腹を圧迫しない体位で安全に実施します。

横隔膜の解放

横隔膜の緊張は迷走神経への圧力を高め、吐き気を誘発しやすくします。稏やかな手技で横隔膜の動きを改善します。

頃部・後頭下筋群の調整

後頭骨の下にある筋群の緊張は、迷走神経・副神経の出口に影響します。頭蓋底の可動性を整えます。

自律神経のバランス

副交感神経(迷走神経)が過緊張状態にあるとき、仙骨や胸椎へのアプローチが自律神経の均衡を助けます。

内臓の可動性サポート

胃・十二指腸周囲の筋膜緊張を和らげることで、消化器の不快感が軽減することがあります。

安全性について

妊娊初期は特にデリケートな時期です。OQでは、妊娊週数と状態を確認した上で、強い刺激を一切与えない稏やかな手技のみを用います。お腹への直接的な圧力は加えません。何か不安なことがあれば、かかりつけの産科医や助産師にも確認されてからご来院ください。


つわりで動けない毎日——少しでも楽になれるかもしれません。
担当:坂田雄亮(院長・1F)

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