逆子(骨盤位)とオステオパシー

「逆子です」と言われて、不安になった方は多いと思います。帝王切開になるのか。何か自分にできることはないのか——そんな思いを抱えながら、情報を探しているのではないでしょうか。オステオパシーの視点から、お伝えできることがあります。赤ちゃんが回るためには、まずお母さんの体に「スペース」が必要です。

こんな状況でお悩みではありませんか?

施術風景
  • 妊娠後期に入っても赤ちゃんが頭位にならない
  • 逆子体操や鍼灸を試したが、なかなか回らない
  • 骨盤に歪みがあると言われており、関係があるのか知りたい
  • 帝王切開を回避できるなら、できることを全部試したい
  • 外回転術(ECV)以外の選択肢を探している

赤ちゃんが「回れない」理由

妊娠28週以降も赤ちゃんがお尻や足を下に向けている状態を骨盤位(逆子)と呼びます。赤ちゃんが頭位にならない理由の中に、オステオパシーが関われるものがあります。

  • 骨盤のスペースと対称性:骨盤の歪みや仙腸関節の可動性制限があると、子宮内のスペースが左右非対称になり、赤ちゃんが回転する余地が限られます。
  • 子宮を支える靭帯の緊張:子宮円索・子宮仙骨靭帯・基靭帯などの緊張が、子宮の形を非対称にし、赤ちゃんの動きを制限することがあります。
  • 横隔膜と腹壁の可動性:横隔膜が十分に動かないと子宮上部のスペースが制限されます。

オステオパシーは赤ちゃんを「回す」のではない

オステオパスは、赤ちゃんを手で回すことはしません。赤ちゃんの向きを外から手で変える手技は外回転術(ECV)と呼ばれ、産科医が超音波モニタリング下で行う医療行為です。産科オステオパシーの権威であるサンドラー博士も「外回転術はオステオパスが行うべきではない」と明確に述べています。私たちがやることは——赤ちゃんが自分で回れるように、お母さんの体に「スペース」を作ることです。

OQのオステオパシーではこう考えます

  • 骨盤の可動性を改善する:仙腸関節や恥骨結合の可動性を整え、子宮内のスペースをより均等にします。
  • 子宮靭帯の緊張を解放する:穏やかな筋膜テクニックで子宮と腹壁の緊張を解放します。
  • 横隔膜と肋骨の可動性を広げる:子宮上部のスペースを広げ、赤ちゃんのお尻が上に移動する余地を生みます。
  • 腹壁の柔軟性をサポートする:腹壁の筋膜の緊張を和らげます。

逆子の多くのケースでは、赤ちゃんが「回りたくない」のではなく、回るためのスペースが足りないのです。体に「スペース」と「自由」を取り戻すことが、赤ちゃんが自ら最適な位置を見つけるための最良の環境づくりです。

施術の流れ

初回:骨盤・腰部・腹部の緊張パターンを評価します。うつ伏せになる必要はなく、横向きや仰向けで受けられます。初回は60分枠(初診料込み14,300円)が標準です。できれば32〜34週頃からの開始をお勧めします。

よくある質問

妊娠中の施術は安全ですか?

はい。妊娠中のオステオパシーの安全性は複数の臨床研究で確認されています。非常に軽い力でアプローチするため、お腹への直接的な圧力はかけません。前置胎盤・切迫早産・子癇前症などの合併症がある場合は施術をお断りすることがあります。必ず産科医・助産師にご相談の上ご来院ください。

何週から受けられますか?

32〜34週頃が最も効果的な時期です。36週以降でも施術は可能ですが、回転のスペースが限られることをご了承ください。

逆子体操や鍼灸と並行して受けられますか?

はい。それぞれ異なるアプローチであり、並行して行うことは可能です。産科医・助産師の指示に従いながら複数のアプローチを組み合わせることが多いです。

ご予約・ご相談

京都オステオパシーセンターOQは、阪急大宮駅から徒歩2分。完全予約制・1階(院長:坂田)にて対応しています。まず担当の産科医・助産師とご相談の上、LINEよりお気軽にお問い合わせください。

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