腰痛が繰り返す本当の理由——なぜ同じ場所に戻ってくるのか

腰痛が繰り返す方からよく聞く言葉があります。

「治ったと思ったのに、また同じ場所が痛くなった」

この「繰り返す」という現象には、必ず理由があります。そしてその理由の多くは、「腰を治療している限り解決しない」ところにあります。

目次

腰痛の「再発」は再発じゃない

正確に言えば、繰り返す腰痛は「再発」ではなく「継続」です。

根本の原因が取れていないまま、症状だけが一時的に落ち着いた状態。体がある閾値を超えたとき、また同じ場所に症状が出る。

ヒビが入った壁を塗り直しても、建物が傾いていれば同じ場所にまたヒビが入ります。腰痛の「繰り返し」はこれとまったく同じ構造です。

腰痛の源流は腰にないことが多い

腰に痛みが出ているとき、その痛みを「作り出している場所」が腰とは限りません。

よくある例を挙げます。

① 足首・膝の古い問題

過去に捻挫や怪我をした足首が、完全には回復していないまま日常動作を続けている。するとその補正が歩行パターンを変え、骨盤〜腰椎への負荷が非対称になります。

② 横隔膜の硬直

横隔膜は呼吸の筋肉ですが、腰椎への付着を持ちます。デスクワークや慢性的なストレスで横隔膜が固くなると、腹圧が低下して腰への負担が増えます。「呼吸が浅い人は腰痛が多い」のはこのためです。

③ 内臓の緊張

腸や腎臓、子宮周辺の緊張は、反射的に腰の筋肉を緊張させます。特に生理前後や便秘のとき腰が重くなる方は、このパターンが関与していることがあります。

④ 胸椎・肋骨の動きの制限

胸椎(背骨の胸の部分)が固いと、腰椎がその分余計に動かなければならなくなります。腰に過剰な負荷がかかり続けることで慢性的な炎症が起きやすくなります。

「腰痛持ち」は体質じゃない

「昔から腰が弱い」「腰痛体質なんです」とおっしゃる方がいます。でも多くの場合、それは体質ではなく、解決されていない体のパターンが積み重なっている状態です。

腰痛のパターンは変えられます。ただし、腰だけを見ていては変わりません。

OQでのアプローチ

OQでは、初回に全身の「動きのパターン」を評価します。

具体的には、足のアーチから始まり、足首・膝・骨盤・横隔膜・胸椎・頸椎の動きを確認します。腰に触れる前に、腰痛を作り出しているシステム全体を把握する。

院長の坂田は「腰痛はその人の体が荷重をどう受け続けてきたかの結果」と考えています。18年の施術経験の中で、同じ「腰痛」でも原因はまったく異なることを繰り返し確認してきました。

こんな腰痛に心当たりはありますか

  • 2〜3週間おきに同じ場所が痛くなる
  • ぎっくり腰を何度も繰り返している
  • 「異常なし」と言われているのに痛みが続く
  • 腰痛と一緒に股関節の張り・足のしびれが出る
  • 産後から腰痛が取れない

これらはすべて、腰以外に原因の「上流」がある可能性を示しています。

よくある質問

Q. 病院のレントゲンで異常なしと言われました。でも痛いです。

構造的な問題がなくても、動きのパターンや筋膜の緊張で痛みは起きます。「異常なし」は「問題なし」ではありません。

Q. 整体には通っていますが、繰り返しています。OQは何が違いますか?

施術の「どこを見るか」が違います。OQは腰痛の原因を腰以外の場所も含めて全身から探します。

Q. 急性のぎっくり腰でも来院できますか?

はい。ぎっくり腰の急性期でも対応しています。動けない場合はお電話でご相談ください。

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この記事を書いた人

坂田雄亮(BSc Ost / 鍼灸マッサージ師)。1999年(17歳)から累計6,000時間以上の継続教育を受講。

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