産後の尿漏れ・骨盤の不安定感——「出産したから仕方ない」と思っていませんか?骨盤底筋は筋力だけの問題ではありません。骨盤の構造・筋膜・神経、体全体のつながりを整えることが回復への近道です。
産後の骨盤底に何が起きているのか
妊娠中、骨盤底筋は子宮と赤ちゃんの重みを約9ヶ月にわたって支え続けます。分娩時には、経腟分娩の場合に大きな伸展と圧力を受けます。帝王切開の場合も、腹壁の瘢痕・筋膜・内臓の位置変化が骨盤底に影響します。
「骨盤底筋を鍛えれば治る」と思われがちですが、骨盤底は単独で機能しているわけではありません。仙腸関節・腸骨・尾骨・恥骨結合のアライメント、横隔膜・腹横筋・多裂筋との協調、そして神経支配——これら全体が正常に働いていないと、いくらケーゲル体操をしても十分な効果が出ないことがあります。
こんな症状でお悩みではありませんか?
- くしゃみ・咳・笑ったときに尿が漏れる
- 産後から骨盤がグラグラ・不安定な感じがする
- 尾骨・恥骨・仙骨あたりの痛みが続いている
- 産後の腹直筋離開で体幹に力が入らない
- 帝王切開の傷が気になる・お腹周りが引っ張られる感じがある
- 産後しばらく経つのに骨盤の調子が戻らない
OQのアプローチ
骨盤のアライメント調整
仙腸関節・恥骨結合・尾骨のバランスを整え、骨盤底が正しい位置で機能できる環境をつくります。
横隔膜・腹腔内圧の正常化
横隔膜の動きを改善し、腹腔内圧の管理能力を回復。骨盤底への過剰な圧力を軽減します。
筋膜・瘢痕へのアプローチ
帝王切開瘢痕や会陰部の瘢痕組織の硬さを和らげ、筋膜の連続性を回復します。
内臓の位置と可動性
産後の内臓の位置変化をサポートし、膀胱・子宮周囲の筋膜緊張を解放します。
産後ケアは「いつからでも」始められます。出産から数年が経過していても、骨盤底の機能改善は可能です。また、次の妊娠を考えている方には、骨盤環境を整えておくことをお勧めします。
産後の体のこと、一人で抱え込まないでください。
担当:坂田雄亮(院長・1F)


