生理の1〜2週間前から、イライラ・落ち込み・頭痛・むくみ・胸の張り・眠れないなどの症状が出て、生理が始まると消える——これがPMS(月経前症候群)です。「気持ちの問題」ではなく、ホルモン変動と神経系・内分泌系・体の構造的なバランスが絡み合った体全体の問題です。
こんな症状でお悩みではありませんか?
- 生理前にイライラ・怒りっぽくなる・涙もろくなる
- 生理前の頭痛・肩こりが特にひどい
- お腹の張り・むくみ・胸の張りが毎月ある
- 生理前だけ眠れない・または眠りすぎる
- 生理前に甘いものが無性に食べたくなる
- 集中力が落ちて仕事・勉強が手につかない
PMSとホルモン・自律神経の関係
月経周期の後半(黄体期)にはプロゲステロンが急増し、排卵後から生理直前にかけて急激に低下します。この落差が自律神経系を揺さぶります。交感神経が過緊張になると、血管収縮・筋肉の緊張・睡眠障害・情緒不安定が起きやすくなります。
また、プロゲステロンには「GABA受容体」への作用があり、濃度変動が脳の興奮抑制バランスを乱します。これがPMSの精神的症状(不安・イライラ・うつ気分)の主要因のひとつです。進化医学的に見れば、現代女性は月経回数が歴史的に異例に多く(生涯400回以上)、このホルモン変動への身体的負荷も大きくなっています。
OQのオステオパシーではこう考えます
PMSの「治療」は薬が中心ですが、オステオパシーは薬と並行して体の土台を整えるアプローチです。
- 仙骨・腸骨・骨盤底——ホルモンの代謝・子宮への血流に関わる構造的土台を整える
- 横隔膜・肝臓——肝臓はホルモンの代謝を担う臓器。横隔膜の動きが肝臓の血流に影響する
- 頭蓋・頸部——下垂体(ホルモン分泌の司令塔)に近い頭蓋底の緊張を評価
- 自律神経系——交感神経の過緊張パターンを脊椎・肋骨へのアプローチで和らげる
- リンパ・循環——むくみや胸の張りに関わる胸部・腋窩リンパへのアプローチ
よくあるご質問
PMSは何回くらいで変化しますか?
月経周期ごとに変化を確認します。まず2〜3サイクル(2〜3ヶ月)を目安に、体の反応を見ながら進めます。「今月は少し楽だった」という変化を積み重ねていきます。
PMDD(月経前不快気分障害)でも来院できますか?
はい。PMDDは精神科・婦人科での治療が優先されますが、自律神経・ホルモン代謝・骨盤環境へのオステオパシー的アプローチは補完的に機能します。現在の治療を続けながら来院されている方もいます。
→ 更年期のオステオパシー | 妊婦のオステオパシー | ご予約はこちら