ギャンブル依存症の身体ケア

ギャンブル依存症の身体ケア
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GAMBLING ADDICTION BODY CARE
ギャンブル依存症の身体ケア
専門治療と並行して、長時間の不動・ストレスでこわばった身体を整える自費リハビリ

はじめにお読みください。当院ではギャンブル依存症そのものを治療することはできません。診断・心理療法・自助グループへの参加は、必ず精神科・心療内科・依存症専門外来などの医療機関、GA(ギャンブラーズ・アノニマス)・ギャマノン(ご家族の自助グループ)などの自助グループで取り組んでください。当院の施術は、専門治療と並行して、長時間の不動やストレスで生じている身体症状(腰痛・肩こり・自律神経の不安定・睡眠障害など)をケアする補助的な役割を担います。

GENERAL TREATMENT
一般的な治療の流れ
ギャンブル依存症の治療

ギャンブル依存症は、「意志の弱さ」や「性格の問題」ではなく、脳の報酬系・前頭前野の働きが変化する『行動嗜癖(behavioral addiction)』として位置づけられる疾患です。物質依存(アルコール・薬物)と同じ仕組みで、本人の努力だけでコントロールするのは極めて困難です。

医療機関での治療の柱は、認知行動療法(CBT)・動機付け面接・グループ療法・自助グループ(GA・ギャマノン)参加・併存疾患(うつ病・不安障害・ADHDなど)の薬物療法です。ギャンブル依存症の方の50%以上に、うつ病・不安障害・ADHD・物質依存などの精神科疾患が併存することが知られており、これらへの治療も同時に必要になります。

経済的な困難(借金・家族関係の悪化)を抱える方も多く、司法書士・弁護士・自治体の相談窓口・債務整理などの法的・社会的支援が並行して必要になることがあります。これらは医療機関とは別の専門領域です。

また、ギャンブル依存症は物質依存より自殺リスクが高いことが知られています。経済的破綻と社会的孤立が重なるためです。希死念慮がある時、衝動が制御できない時は、必ず主治医・GA・専門の相談窓口にご連絡ください。

当院では、専門治療と自助グループの活動と並行して、長時間の不動・ストレスで生じている身体症状の軽減と、ギャンブルに走らない身体感覚の回復を支える役割を担います。

WHAT WE CAN / CANNOT DO
OQでできること・できないこと

○ 当院でできること

  • 長時間の着座(パチンコ・スロット・オンラインゲームなど)による身体症状(腰痛・肩こり・首こり・眼精疲労・頭痛・坐骨神経痛など)のケア
  • ストレスや生活の乱れに伴う自律神経の不安定・不眠・食欲の偏り・倦怠感のケア
  • 運動不足で落ちた筋力・体力・代謝を取り戻す身体機能維持の支援
  • 身体を楽にすることで生まれる心の余裕の支援(身体的に健康な状態は、ストレスに対するレジリエンス(耐性・回復力)を高める要因になります)
  • 大学院でのギャンブル依存症の方の身体機能研究を踏まえた、この疾患に特有の身体的アプローチ

× 当院でできないこと

  • ギャンブル依存症そのものの診断・治療・薬物療法
  • カウンセリング・認知行動療法・動機付け面接(専門の心理職・精神科医・依存症専門医の領域です)
  • 借金・債務整理・法的問題の相談(司法書士・弁護士・自治体の相談窓口の領域です)
  • 自助グループ(GA・ギャマノン)の代替(回復には同じ経験を持つ仲間との繋がりが不可欠です)
  • 家族問題や離婚・養育費の相談(専門のカウンセラー・弁護士の領域です)
  • 診断書の発行・休職や復職の判断
  • 当院は施術や運動指導を行う場であり、医療機関が提供するリハビリや精神医療とは異なります

※ 当院での施術は、主治医の治療や自助グループ通いを中断する理由にはなりません。「整体院に通っているから自助グループはもういい」という考えにはならないようご注意ください。当院はあくまで身体側の補助です。

OSTEOPATHIC PERSPECTIVE
当院の視点
当院の視点

ギャンブル依存症の方の身体には、長時間の不動・前傾姿勢・浅い呼吸・偏った食事・睡眠の質の低下が積み重なっています。パチンコ・スロット・オンラインギャンブル・カジノ・競馬など、形態は違っても「同じ姿勢で長時間集中する」という共通点があります。

大村は以前大学院でギャンブル依存症の方の身体機能の研究を行っていました。その中で多く認められたのは、骨盤・股関節周りの硬さ、胸郭の狭さ(浅い呼吸)、首・肩・後頭部の慢性的な緊張、足首から下の循環不全、眼の奥の疲労感などです。これらは「依存症の症状」ではなく、「依存行動が長く続いた結果として身体に積み重なったもの」として捉えています。

回復過程で大切にしているのは、身体を楽にすることで「心の余裕」を取り戻すことです。長く続いた身体の緊張・浅い呼吸・睡眠の質の低下は、それ自体がストレスを増幅させる要因になります。身体的に健康な状態は、ストレスに対するレジリエンス(耐性・回復力)を高めると考えています。心の余裕が生まれることが、依存行動の再発予防の身体的な土台になります。

当院では、医療機関の治療・GA・ギャマノンの活動を中心としつつ、身体の側から「動ける身体」「心に余裕がある身体」を支える役割を担います。

OUR APPROACH
具体的なアプローチ
具体的なアプローチ

長時間着座で固まった身体のケア

パチンコ台・スロット台・PC・スマホの前で長時間同じ姿勢を続けてきた身体には、骨盤後傾・胸椎の丸まり・首の前突・膝の屈曲拘縮といったクセが残ります。これらに対して、骨盤・股関節・胸郭・頚椎の動きを取り戻すソフトな手技と、自宅で無理なく続けられる動きの提案を組み合わせます。「いきなり運動」ではなく、「身体が動きたくなる状態」を整える方向で進めます。

自律神経・睡眠の質のケア

ギャンブルに伴う強い興奮(ドーパミン)と、その後の急激な落ち込みを繰り返してきた身体は、自律神経のバランスが大きく崩れています。当院では、頚椎・胸郭・横隔膜・腹部の緊張に手を入れ、副交感神経が働きやすい状態を整えます。あわせて、朝の光・カフェイン量・スクリーンタイム・寝る前のルーティンなど、自宅でできる工夫もお伝えします。

身体を整えることで生まれる心の余裕

大村が以前大学院で取り組んでいた研究テーマでもある領域です。「肩がこっている」「呼吸が浅い」「お腹が硬い」「眼が疲れている」といった身体的な不調が積み重なると、それだけで心の余裕は失われていきます。当院では、これらの身体的な負担を一つずつほぐしていくことで、身体的に健康な状態は、ストレスに対するレジリエンス(耐性・回復力)を高めると考えています。身体に余裕が生まれた分だけ、休む・歩く・GAに連絡するといった選択肢が、自分の中で自然と選びやすくなります。

運動不足と代謝低下へのアプローチ

長時間の着座生活で筋力・体力・代謝が落ちている方には、「動ける身体を取り戻す」方向で運動指導を組み合わせます。「やせなければ」「運動しなければ」という強迫的なプレッシャーではなく、「散歩がしんどくない身体」「階段が苦にならない身体」を支える方向で進めます。GAミーティングへの参加や日常生活で身体を動かしやすくなることも目標です。

PLEASE CONSULT YOUR DOCTOR FIRST
受診を優先していただきたい状態

以下の状態は、当院ではなく精神科・心療内科・依存症専門外来や救急医療、専門の相談窓口の領域です。当院での施術は、状態が落ち着いてからのご利用をお願いしています。

  • 希死念慮(死にたいという気持ち)が続く → 主治医、または「いのちの電話」「よりそいホットライン」等の相談先へ。ギャンブル依存症は物質依存より自殺リスクが高いため特に注意が必要です
  • 衝動が制御できず、明日にも借金やギャンブルをしそうな状態 → GAのフェローに連絡、または専門医療機関へ
  • うつ病・不安障害などの併存疾患の急性期 → 主治医に相談、必要なら救急医療
  • ギャンブル行動が止まっていない・ギャンブル中 → まずは依存症専門外来・GAでの専門治療を
  • 主治医や自助グループとつながっていない → まずは医療・自助グループでの治療開始を
  • 借金問題・法的問題 → 司法書士・弁護士・自治体の相談窓口へ(当院では対応できません)
  • 家庭内暴力・離婚問題などのご家族の問題 → 専門のカウンセラー・弁護士・地域の相談窓口へ
VISIT FREQUENCY
来院頻度・回数について
来院頻度

体調と相談しながら無理のないペースで

ギャンブルが止まっている方は、2〜3週間に1回を目安にしています。体調に波がある時期は、来られる日に来る形で構いません。当日のキャンセルや変更も気兼ねなくご連絡ください。体調不良ややむを得ない理由でのキャンセルは、料金を頂戴していません

主治医の治療・GA・ギャマノンの活動と並行しながら、ご本人が続けられるリズムを一緒に探していきます。

MAINTENANCE
メンテナンス利用について
メンテナンス

回復期の身体メンテナンスと再発予防

ギャンブルが止まって生活が安定してきた方は、月1回程度のメンテナンスに切り替える方が多いです。強いストレス・睡眠不足・経済的な不安・人間関係のトラブルをきっかけに、再びギャンブル衝動が高まる(リラプス)ことが知られています。定期的なケアで心の余裕を保ち、「身体の余裕がなくなってきた」段階で立ち止まれることを目指します。

気分の落ち込み・衝動の高まりを感じた時は、必ず主治医・GAにご相談ください。

MESSAGE
クライアントへのお願い
メッセージ

身体の側から、ギャンブルに走らない選択肢を支えます

ギャンブル依存症は、「意志の弱さ」「性格の問題」ではなく、脳と身体の機能変化を伴う疾患です。「やめられない自分」を責めても、回復は進みません。適切な治療(医療・GA・ギャマノン・身体ケア)を組み合わせることで、回復は十分に可能です。

当院では、身体の側からのサポートを担当します。「身体が動きたくなる」「心に余裕が戻ってくる」「夜眠れるようになる」——こうした身体の変化が、回復の土台になります。ご家族(ギャマノンに通われている方など)のご来院も歓迎しています。

FAQ
よくある質問
Q ギャンブル依存症の診断を受けています。施術を受けても大丈夫ですか?
大丈夫です。主治医の治療と自助グループ(GA・ギャマノン)の活動を継続しながら、当院の施術を併用することは可能です。当院ではギャンブル依存症そのものを治療するのではなく、長時間の不動・ストレスで生じた身体症状(腰痛・肩こり・自律神経の不安定など)をケアします。来院前に主治医に「整体院でケアを受けても大丈夫か」を一度ご確認いただけると、より安心です。希死念慮や衝動が制御できない時期は、当院ではなくまず主治医・GA・専門の相談窓口にご連絡ください。
Q 借金や法的な問題、家族の問題の相談はできますか?
当院では対応できません。借金・債務整理は司法書士・弁護士・自治体の相談窓口家族問題はカウンセラー・ギャマノン・自治体の相談窓口へご相談ください。当院は身体側のケアのみを担当し、それ以外の専門領域は、適切な専門家へとつながっていただくことを大切にしています。「身体は当院・心理療法は主治医・経済問題は司法書士・家族の問題はギャマノン」というように、複数の専門家のサポートを組み合わせることが、ギャンブル依存症の回復には不可欠です。
Q ストレスが溜まるとすぐギャンブルに走る癖を変えたいです。施術で変わりますか?
直接「変える」ことはできませんが、身体の側からの伴走はできます。身体的な不調(肩こり・呼吸の浅さ・お腹の硬さ・睡眠不足)を抱えたままでは、心の余裕が失われ、衝動への耐性も下がります。当院の施術では、身体を楽にすることで「心の余裕」を取り戻すアプローチを行います。身体的に健康な状態は、ストレスに対するレジリエンス(耐性・回復力)を高める要因になります。身体の余裕が生まれた分だけ、休む・歩く・GAに連絡するといった選択肢が、自然と選びやすくなります。これは時間のかかるプロセスで、認知行動療法やGAでの取り組みの補助としてご利用ください。
Q 長時間パチンコ屋やゲームセンターにいた身体の不調が抜けません。対応できますか?
対応できます。長時間の着座・前傾姿勢・浅い呼吸・眼精疲労・運動不足といった身体的な負債は、整体・運動指導の得意領域です。当院では、骨盤・股関節・胸郭・頚椎の動きを取り戻す施術と、歩行・姿勢・体幹の安定を整える運動指導を組み合わせます。「ギャンブルをしなくなったのに身体の不調が続く」と感じている方には、長年の依存行動が身体に残した影響を一緒にほどいていく時間が必要です。
Q うつ病や不安障害も併発しています。一緒に対応してもらえますか?
対応できます。ギャンブル依存症の方の50%以上に、うつ病・不安障害・ADHD・物質依存などの併存疾患があることが知られています。当院では身体側のケアとして、自律神経・睡眠・呼吸・身体の緊張を整えるアプローチが、これらの併存疾患の身体症状にも役立つことがあります。ただし、うつ病・不安障害・ADHDそのものの診断や治療は精神科・心療内科の領域です。必ず主治医に「整体院でケアを受けても大丈夫か」を確認したうえでご来院ください。
Q 大村先生は、依存症の方を診た経験はありますか?
私は2025年から精神科のクリニックにて、定期的に依存症のグループ教室や個別の徒手療法を行ってきました。また現在も継続中です。以前大学院でギャンブル依存症の方の研究を行っていて、姿勢アライメントの崩れ、筋活動の低下などを確認しています。「体と心がつながっている」という認識で、体から少しでもあなたの心が楽になるように補助させていただいています。
Q 施術室は1Fですか?
大村の施術室は1Fです。階段の昇り降りなく入っていただけます。長時間の着座で腰や股関節が固まっている方も、入口から施術室までほぼ平行移動でお越しいただけます。
Q 健康保険は使えますか?
当院では保険診療は行っておらず、自費での施術のみとなります。

※ 保有資格として、理学療法士を取得していますが、当院では整体師として活動しています。

※ 当院で提供するサービスは施術や運動指導であり、医療機関が提供するリハビリや精神医療とは異なります。

※ 希死念慮が強い時、ギャンブルへの衝動が制御できない時は、主治医・GA・「いのちの電話」(0120-783-556)・「よりそいホットライン」(0120-279-338)等の相談窓口を優先してください。

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