変形性股関節症の痛みと骨髄病変

変形性股関節症の痛みと骨髄病変

はじめに.

「股関節が変形しているから痛いんです」とよく言われますが、実は変形の程度と痛みの強さは必ずしも一致しません

今回は、MRIで明らかになってきた「骨髄病変」と痛みの関係について解説し、

日常生活でできる「慢性炎症を抑える生活習慣」についてもお伝えします。


動画解説は↑コチラの画像をクリック


1.変形性股関節症の痛み=変形ではない

変形性股関節症(OA)は、関節の軟骨がすり減り、関節の形が変わってくる病気です。

しかし、画像上で重度の変形がある人が「痛くない」と感じていたり、

逆に軽度の変形しかない人が「非常に強い痛み」を訴えているケースもあります。

 

このことから、「変形=痛み」という単純な関係ではないことがわかっています。

痛みの原因は、もっと奥深いところにある可能性があるのです。


2.痛みと骨髄炎症

近年のMRI研究では、骨の中(骨髄)に炎症が起きている部分が、

股関節の痛みと強く関連していることが報告されています。

これを「骨髄病変(Bone Marrow Lesions:BMLs)」と呼びます。

骨髄病変があると、立ち上がりや歩行時に鋭い痛みが出たり、

関節が重だるく感じたりすることがあります。

つまり、**痛みの正体は「骨の中の炎症」**かもしれないのです。

骨髄病変はX線ではわかりませんが、MRIを使えば発見できます

これにより、痛みの原因をより的確に見つけ、治療方針を考えることが可能になります。


3.慢性炎症を抑える生活習慣を送ろう

骨髄病変をはじめとする「小さな炎症」は、

日々の生活習慣の中で「慢性炎症」として進行していくことがあります。

以下の生活習慣は、慢性炎症を抑えるのにとても重要です。

  • 睡眠の質を高める(7時間以上、深い睡眠)
  • 抗炎症作用のある食事をとる(オメガ3脂肪酸、野菜中心の食事)
  • ストレスをためない(瞑想や呼吸法も効果的)
  • 適度な運動を習慣にする(関節に負担をかけない範囲で)
  • 腸内環境を整える(発酵食品や食物繊維)

炎症は知らず知らずのうちに進行するため、今から意識することが大切です。


終わりに.

変形性股関節症の痛みには、「骨髄の中で起こる小さな炎症」が関わっている可能性があります。

「変形しているから仕方がない」とあきらめず、

最新の画像診断や生活習慣の見直しを通じて、

痛みの少ない生活を取り戻すことができるかもしれません

気になる方は、一度専門家にご相談ください。

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