皆さんこんにちは
京都オステオパシーセンターOQの大村颯太です。
今回は変形性股関節症の関節が変形してしまう原因についてお伝えしていきます。
変形性股関節症の変形の原因としては臼蓋形成不全など先天的な骨の形状の問題が指摘されていましたが、
近年になって免疫神経軸(Neuroimmune axis)という概念が股関節の変形に関連しているということが最新の研究で分かってきました。
股関節の変形の要因として物理的力学的な側面も臨床上実感することは多いですが、
免疫的な側面が少しずつ分かってきていることは素晴らしい発展だと感じています。
今回は変形性股関節症の進行と免疫神経軸について、近年わかっていることを記載していきます。
情報は以下の論文など参考にしました。
「免疫細胞上のCD25と変形性股関節症との因果関係」
「変形性股関節症における神経免疫発現:系統的レビュー」
上記の論文の中で理解できたことを箇条書きで記載していきます。
- 股関節OA(変形性股関節症)は単なる「摩耗」ではなく、炎症性メディエーターが関与する複雑な病態である
- 神経免疫軸(Neuroimmune axis)は、炎症性疾患の発症と持続を制御する重要な機構
- 免疫細胞と分泌サイトカインがOAの進行に関与することが確立されている
- 神経ペプチドは、OAに関連する炎症や痛みの調節に関与する分子として注目されている
炎症誘発性サイトカインの増加
- 股関節OAでは、IL-6、TNF-α、IL-8などの炎症誘発性サイトカインが局所的および全身的に増加
- IL-6
- 関節液や骨で局所的に増加し、血液中でも全身的に増加
- 破骨細胞の動員と骨の再吸収を促進し、OAの骨代謝変化と関連
- TNF-α
- 滑膜、軟骨、骨、血液において全身的および局所的に増加
- IL-8
- 骨と滑膜の両方で増加し、IL-1と類似した発現パターンを示す
関節軟骨の神経支配と血管新生
- 軟骨内に感覚神経線維(SP, CGRP陽性)および交感神経線維(NPY陽性)が存在
- 神経線維が関節軟骨の血管経路に沿って分布
- 関節軟骨の表面層での神経の血管周囲局在は、血管形成が神経支配の原動力であることを示唆
これらの情報から変形性股関節症は物理的な問題だけではなく体内の免疫的な問題が変形の進行に関係しているということがわかります。
このことから慢性炎症を抑える食生活や日常的な生活習慣を送ることが非常に重要であるということがわかります。
もちろん姿勢や歩き方、構造的な問題なども進行の要因に関連しているので、非常に複雑な病態だと考えられます。
当院では変形性股関節症の股関節の痛みや進行を予防するために、
体全体のバランスを整える施術や慢性炎症を抑える食生活の指導などもを行っておりますので、
、京都で変形性股関節症に悩んでいる方、手術を避けたいというように考えている方は気軽にお問い合わせください。
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