京都市中京区/整体 頭痛/肩こり/腰痛/

2015年4月から尼崎にて、日本クラシカルオステオパシー協会のFoundation Courseが開催されます。

 

10講義中3講義ほど、私も担当することになっています。

「クラシカルオステオパシーは生理学的なオステオパシーだ!!」と聞いて、多くの方が戸惑われたり、勢い良く『標準生理学』なんかを購入されることがあるのですが(かくいう私もその口でした…)、そんなことをしてしまうと、まさにドツボにはまる状態です。
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日本クラシカルオステオパシー協会(JACO)では、国家資格の有無や卒業学校により受講資格を設けていませんので、受講される方々のバックグランドは様々となってしまいます。

 

ですので、どこからが基礎なのかはそれぞれと思いますが、私なりに書いてみたいと思います。

 

クラシカルオステオパシーの独特の診断方法として、立位での揺動検査があります。

 

その検査の前に、どの療法でも重要視される「視診」があります。

 

JACOの本部となるイギリスのThe Institute of Classical Osteopathy (ICO)の教育部長であり、最も多く国際セミナーの講師を担当して頂いている、クリス・バッテンD.O.先生は身体を見るときに、「グローバル(Global)」「ローカル(Local)」「フォーカル(Focal)」という視点で見なさいと教えられています。

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これは、先ずは離れた距離から全体(Global)を把握し、少し近づいて部分(Local)を把握し、最後に局部(Focal)を見ましょうということです。

 

上記にありますように、いきなり標準生理学のように、非常に細部まで書かれた生理学書はFocalと言えますので、順番が逆になってしまいます。

 

買ったはいいけれど、頓挫…

 

そうならないために全体(Global)から、学びだすことが重要となります。

 

具体的には柔道整復師、鍼灸師、マッサージ師、理学療法士や作業療法士の学校を卒業された方はそれらの教科書から再び学びだすのがいいと思います。

 

学校を卒業されていない方は看護師用の生理学の参考書から始めることをおすすめします。

 

標準生理学などは医師も使われる生理学書になるので、量も膨大かつ詳細ですが、医療従事者の教科書は、細部に入りすぎず、生理学の全体像を把握するには適したものが多いです。

 

そこをベースに、クラシカルオステオパシー基礎コースで教えられる、力学や応用解剖学・生理学を当てはめ、臨床に応用していくことで、無味乾燥に思われた方も多いであろう、解剖生理学が生きた学問として、感じられてくると思います。

 

そこで、私がおすすめする参考書としては、

「なぜ?がなるほど!病態生理絵解きゼミナール 改訂2版: ナース・研修医・コメディカルのための」

 

です。

 

絵解きとありますように、ビジュアル的にもボリューム的にもいいと思います。

 

また、おすすめの参考書や学び方など、ぼちぼち紹介していきたいと思います。

 

日本クラシカルオステオパシー協会

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■2015年基礎コース募集開始■
http://www.classical-osteopathy.jp/?page_id=9
⇡募集要項⇡
http://www.classical-osteopathy.jp/?page_id=95
⇡申し込みフォーム⇡
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クラシカルオステオパシーは生理学的なオステオパシーと言われ、感覚系を通した治療法と言われています。

こう言われても、なかなか”ピン”と来ないところが、クラシカルオステオパシーの治療概念の難解なところだと思います。

かく言う私も、何度も国際セミナーを受講し、少しずつ腑に落ちてきたところであり、もし、Foundation Courseの10回の授業で理解できるのであれば、ほんとうに素晴らしいことですし、講師陣としてはそれを一つの目標に講義を行うことだと考えています。

 

では何故、この「感覚系を通した治療」が難解なのでしょうか?

 

それはほとんどの治療が構造的治療に重きをおいているかです。

(勿論、どんな構造的/物理的な治療も、身体内では生理学的な背景があるわけですが…)

 

昨今はますます筋膜(Fascia)の重要性があらゆる治療法で注目を集め、筋膜と言う観点から作用機序を説明されることが多くなりました。

その多くが筋膜に対して、圧力を加えるものが多いように思います。

・ロルフィング

・筋膜リリース

・筋膜マニュピレーション

・トリガーポイント療法

・グラストンテクニック

・ニューロマスキュラーセラピー

・軟部組織テクニック

・深部(Deep Tissue)マッサージ

・FDM[テクニックのいくつか]

・靭帯関節ストレイン[一部]

・内臓マニュピレーション[一部]

 

私が、ざっと思い当たるところで上記が圧力(直圧、ずり圧)を加える主なテクニックかと思います。

(上位/下位カテゴリーに分けられる療法、テクニックもあるかと思いますし、私が上記のテクニックに精通しているわけではありませんので、いろいろな意見があるとは思いますが、思い当たるところを上げさせていただきました。)

 

・靭帯張力バランステクニック(BLT)

・靭帯関節ストレイン(LAST)

・筋エネルギーテクニック(MET)

・ストレイン/カウンターストレイン(S/CS)、ポジショナル・リリース・セラピー(PRS)

・筋膜アンワインディングテクニック

 

その他にもスラスト(HVLA)やモビライゼーション、頭蓋領域などなど、色々含まれると思いますが、圧力以外の作用を用いる筋膜に対しての手技としては上記が思い当たります。(と言っても、筋膜に全く作用しない手技療法というのがあるかどうか私にはわかりません。)

 

では受容器の側面から考えてみたいと思います。

 

 ※あくまでも私が個人的に文献を調べてまとめたフルフォード先生の略歴ですので、鵜呑みにするだけでなく、閲覧者ご自身でも再度調べられることをおすすめします。
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・1905年9月12日:誕生、オハイオ州シンシナティ

・1929年:シンシナティ折衷医学大学に入学申請 (入学はしていない)

・ユニオン・カーバイド社(米国で最も古い化学企業の一つ)入社

・1936年:ユニオン・カーバイド社を就労中の怪我のため解雇

・1937年:カンザスシティオステオパシー外科医科大学に入学

・同年: William Garner Sutherland (ウィリアム・ガーナ・サザーランドD.O.)の頭蓋オステオパシーの概念に出会う

・1940年代にエネルギー医学のパイオニア的存在である、Dr.Harold Suxton Burr博士の助手である、Dr.Leonard Ravitz博士からエネルギー医学に触れる

・1945年〜1946年に正式な頭蓋オステオパシーのコースに参加する

・1949年〜1950年:サザーランドD.O.と頭蓋オステオパシーの共同研究を行う

・その後数年間、Beryl Arbuckle D.O.と共に、頭蓋硬膜ストレスバンドの共同研究を行う

・1950年代〜60年代にかけて、オステオパシー、道教思想、エネルギー医学を追求する

・1970年代に持病(心臓疾患)が徐々に悪化する

・リタイアを決意し、シンシナティの診療所を閉め、アリゾナ州ツーソンに移り住む

・すぐに、治療成果の噂を聞きつけた患者達によって、診療を再開する

・その噂を聞きつけた、健康医学、補完・代替医療のアンドルー・ワイル博士が訪問、フルフォードD.O.から多大な影響を受ける

・1974年〜1975年の1年間、Cranial Academyの会長を務める。

・1987年:再度、リタイアを決意し、オハイオ州に戻る

・しかし、前回同様に臨床に引き戻される

・晩年まで、臨床とオステオパシー教育に情熱を傾ける

・1996年:一般読者に向けて、「Dr.Fulford’s Touch of Life」出版

・1997年:日本語版として、「いのちの輝き」出版

・同年:最後の講義をシカゴで行う

・1997年6月27日:死去

 

 

 

 

 

参考リンク

VIDEO: Dr. Andrew Weil with Dr. Robert Fulford from The Osteopathic Cranial Academy

Fulford, D.O.Wikipedia

Dr.Diamond MD – Robert Fulford Spiritual Osteopath

About Robert Fulford, DO – Zachary Comeaux DO