京都市中京区/整体 頭痛/肩こり/腰痛/

ブログトップ » オステオパシー全般のブログ記事

 ※あくまでも私が個人的に文献を調べてまとめたフルフォード先生の略歴ですので、鵜呑みにするだけでなく、閲覧者ご自身でも再度調べられることをおすすめします。
fulfordDO

・1905年9月12日:誕生、オハイオ州シンシナティ

・1929年:シンシナティ折衷医学大学に入学申請 (入学はしていない)

・ユニオン・カーバイド社(米国で最も古い化学企業の一つ)入社

・1936年:ユニオン・カーバイド社を就労中の怪我のため解雇

・1937年:カンザスシティオステオパシー外科医科大学に入学

・同年: William Garner Sutherland (ウィリアム・ガーナ・サザーランドD.O.)の頭蓋オステオパシーの概念に出会う

・1940年代にエネルギー医学のパイオニア的存在である、Dr.Harold Suxton Burr博士の助手である、Dr.Leonard Ravitz博士からエネルギー医学に触れる

・1945年〜1946年に正式な頭蓋オステオパシーのコースに参加する

・1949年〜1950年:サザーランドD.O.と頭蓋オステオパシーの共同研究を行う

・その後数年間、Beryl Arbuckle D.O.と共に、頭蓋硬膜ストレスバンドの共同研究を行う

・1950年代〜60年代にかけて、オステオパシー、道教思想、エネルギー医学を追求する

・1970年代に持病(心臓疾患)が徐々に悪化する

・リタイアを決意し、シンシナティの診療所を閉め、アリゾナ州ツーソンに移り住む

・すぐに、治療成果の噂を聞きつけた患者達によって、診療を再開する

・その噂を聞きつけた、健康医学、補完・代替医療のアンドルー・ワイル博士が訪問、フルフォードD.O.から多大な影響を受ける

・1974年〜1975年の1年間、Cranial Academyの会長を務める。

・1987年:再度、リタイアを決意し、オハイオ州に戻る

・しかし、前回同様に臨床に引き戻される

・晩年まで、臨床とオステオパシー教育に情熱を傾ける

・1996年:一般読者に向けて、「Dr.Fulford’s Touch of Life」出版

・1997年:日本語版として、「いのちの輝き」出版

・同年:最後の講義をシカゴで行う

・1997年6月27日:死去

 

 

 

 

 

参考リンク

VIDEO: Dr. Andrew Weil with Dr. Robert Fulford from The Osteopathic Cranial Academy

Fulford, D.O.Wikipedia

Dr.Diamond MD – Robert Fulford Spiritual Osteopath

About Robert Fulford, DO – Zachary Comeaux DO

 

色々と書きたいことが、頭に浮かんでは治療をしたら忘れている。。。

そんなこんなで、なかなかブログが進みませんが、ようやく更新ですm(__)m

 

さて、国際セミナーでクリス・バッテン先生のデモを見られた方はわかると思いますが、クラシカルオステオパシーでは治療において独特の考察を行います。

診断から導き出されたストーリー性のある考察にはいつも感嘆してしまします。

 

診断は主に体表観察を力学的側面(脊柱力学など)と生理学的側面(オステオパシーセンターなど)と合わせ、その症状が現れる過程を身体から読み取っていきます。

screenshot

screenshot

 

Foundation Course(基礎コース)の最後の授業でも、受講生にはカルテが渡され、ペアの受講生同士で、考察と診断、治療を行うことが課されます。

 

全10回の講義と実技の集大成としての課題となりますが、その場限りの治療となるため、治療のプランニングや様々なマネージメントを考えることには無理があり、セミナーと言う枠組みの限界とはいえ、もうちょっと改善の余地があるかと思います。

 

4月から始まる2015年尼崎での基礎コースは2日間ですので、最終回は土曜日に治療して、日曜日にもその変化を観察した後に、2回目の治療をしていくのもいいかもしれませんね。

 

さて、「オステオパシーは診断が7割」などと言われ、それが正確にできているのであれば治療はほぼ成功しているというわけです。

 

とは言え、基礎コースを修了したばかりの方やこれから基礎コースを受ける方にとっては体表観察やクラシカルオステオパシーの立位での動的検査において、症状、疾患につながる情報を得ることは至難の業に感じるかと思います。

 

私自身何も偉そうなことが言えるほどではありませんが、年々、診断と治療結果とのリンクが正確になってきています。

簡単に言うと、「この患者さんは1回で症状に改善が見られるな」とか「この患者さんは症状が改善するまでに3回は準備としての治療が必要だな」とか、ある程度の予測を初診時の動的検査でたてられるようになってきました。

経験によるいわば暗黙知と言えますので、なぜそのように見通しが立てられるのかを正確に言語化することは私にはできません。

 

先ずは何よりも数を重ねることが重要ではありますが、初期の段階で何かしら役に立てるポイントやコツをここでお伝えできればと思います。

 

 

 【患者さんに聞く】

リトルジョンの言葉に

「症状こそ鑑別診断を行う上での唯一の因子である」

と残されています。

 

現代のオステオパシーが行う方法には傾聴で全てを診断してしまうこともありますが、それとは相反するように感じる言葉かと思います。

 

最初は体表部から情報を読み取ろうとしても、なかなか難しい場合は先ず、脊柱周囲を触診し、その時に過敏な箇所があるかを患者さんに聞いてみましょう。

 

クラシカルオステオパシーの理想的な診断時の触診というものは「その診断している指すら感じさせないこと」と言われるほど、繊細な触診とされますが、それはワーナム先生やマーヴィン先生のような達人のような人達の領域ですので、先ずは多少強い圧も加え、患者さんが痛みで少し反応したり、違和感を感じる箇所を伺ったりすることからはじめましょう。

 

学びはじめの時は、自身の感覚だけを頼りにするのではなく、その感覚異常を訴える場所と皮膚の状態(質感、色素、温度…etc)を観察し、そこ箇所とオステオパシーセンターを照らし合わせ、そこから考察を行うで、自身の診断に自信をつけていくのがいいと思います。

 

 

【タッピング診断】

クラシカルオステオパシーでは感覚面からの様々な刺激を過度に加える事を嫌いますので、教えられることはないかと思いますが、体表部に何が起こっているかわからないのであれば、脊椎棘突起を示指と中指で「トントン」とタップしてみましょう。

こうするとある箇所では「ポンポン、トントン」という感じがするのに、ある箇所では「ボヨンボヨン」や「コツコツ」といった感触を得られることに気がつくかと思います。

「ボヨンボヨン」という場所は浮腫を示しているでしょうし、「コツコツ」というのはその箇所には何らかの加わりすぎて、固着していることを示していると考察することができます。

そこからヒルトンとヘッドの法則、フライエットの法則、オステオパシーセンターと兼ね合わせて考察を行うといいかと思います。

 

ヒルトンの法則ならば、その体表の表れは深部の共通する血管や臓器ではどのようになっているのか?

フライエットの法則であれば、「コツコツ」と感じる箇所にTypeⅡ病変(複雑病変)がある可能性を示唆し、その前後にはTypeⅠ(グループ病変)の存在の手がかりかもしれません。

screenshot

この方法でわからないという方はいないと思いますので、最初のうちはこの診断も用い、動的検査で自身が持てるのであれば、使わないようにしていくといいかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年4月から日本クラシカルオステオパシー協会(JACO)のFoundation Course(基礎コース)開催に決定にあたり、色々と質問を個人的にされることが増えてきました。

「クラシカルオステオパシーって一体どんなのですか?」

「他のオステオパシーと何が違うのですか?」

「勉強すると何が得られるのでしょう?」

 

と、様々なご質問をいただくため、ここで私のこれまでの経験を踏まえながら、何回かに分けて書いていきたいと思っております。

 

〈クラシカルオステオパシーのコツ〉などと僭越にも題しましたブログがまだ一記事だけですが、とりあえず、来季の基礎コースに向けてこちらから書いてみたいと思います。

 

JACOのスタッフという立場はありますが、あくまでも私一個人の経験に基づく意見ということをご考慮の上、参考にしていただければと思います。

 

 

まず、私自身のオステオパシーとの出会いなどは自己紹介に書いておりますが、今から16年前、高校2年生の時にフリークライミングで怪我をし、カイロプラクティックの治療と気功治療を受けたことが手技療法との出会いとなりました。

 

その当時に読んだのが、アンドルー・ワイル博士の「癒す心、治る力」という本で、そのなかの第2章「わが家の裏庭で」に登場された、伝説的オステオパス、ロバート・フルフォードD.O.の通常の医療からは奇跡とも言える治療成果と、頭蓋療法(頭蓋領域のオステオパシー)のその神秘性に感銘を受けました。

 

タイミングよく、フルフォード先生の書籍『いのちの輝き』もほどなく出版され、さらにオステオパシーの魅力に魅了され、「オステオパシーをやろう!」と心に誓いました。

 

IMG_4876

いくつかのオステオパシー治療院を訪ね、ご縁を頂いて、鍼灸マッサージ学校入学と同時に、古典的頭蓋領域のオステオパシーの基礎セミナー(全10回)が京都で開かれるという絶妙のタイミングで受講させていただきました。
高校2年生からオステオパシーを目指していましたが、色々ありまして、3年間のフリーター生活を経て、5年越しでようやくオステオパシーに自分の手で行えるという喜びに加え、憧れのフルフォード先生が行っていた頭蓋療法ということもあり、期待に胸を膨らませて受講したことを今でも鮮明に覚えております。

 

 

しかし、受講をしていく中で、第一次呼吸機序と言われる、脳脊髄液の波動であるCRI(Cranial Rhythmic Impulse)と言うものを代表の講師の先生やテーブルトレーナーの先生方にチェックしてもらうのですが、超初学者と言える私の目からも、そのリズムに一貫性がないことは明らかに判ってきました。

 

同じ患者役の先生のリズムも講師の先生によって、明らかに回数が違うのです。

 

今となってはこの疑問は私の中でそれなりの辻褄が合ってはいますが、当時の私は「こんな曖昧なものがオステオパシーの真髄なのか??」と言う一抹の不満と疑問が湧いてきました。

 

「テストに正確を期すならば、リズムを判定する講師の先生は目隠しをして、テーブルの下にフットランプを起き、屈曲と伸展のリズムをそのフットランプで表し、それがちゃんと同期しているところを見してもらいたい」などと心の中で思っていました。

超初学者が生意気な限りです。。。

Flexion

その後もオステオパシーのセミナーに参加していきましたが、CRIに対する疑念は消えず、憧れのフルフォード先生のように成れるとは思えず。

オステオパシーのセミナーは参加しつつも、他の療法への関心も増していき、混沌としつつも学びを続けていました。

オステオパシー以外の療法について触れますとキリがないため、割愛しますが、また別の視点から触れることで、自分の中での辻褄が合う大きな手助けとなりました。

 

そんな中、2006年に日本クラシカルオステオパシー協会が誕生し、JACO理事の伊澤先生の「クラシカルいいよ」と言われるがまま、基礎コースを受講しました。

 

クラシカルオステオパシーを学ぶべき人~その2~へと続きます。