京都市中京区/整体 頭痛/肩こり/腰痛/

日本クラシカルオステオパシー協会(JACO)のWEEK2も終了しましたが、来年春にはMICOメンバーのWEEK8に、WEEK4、そして、夏にはWEEK3と目白押しです。

 

「クラシカルオステオパシーのコツ」と題しましたが、基礎コースを修了された先生方に対し、少しでも参考にしていただける基本的な内容を不定期で書いていきたいと思っております。

 

 

第1回目は「関節面のトレースと円運動(ROTATION)」と題しまして、クラシカルオステオパシーの基本となる回旋技法について私なりに書いてみたいと思います。

 

多くの治療法では制限に対して、その制限(バリアー)を破るように(直接法)働きかけるのですが、言葉尻を捉えるてしまうと、どうしてもストレッチや単なるモビリゼーションになってしまいます。

 

クラシカルオステオパシーではリズムを非常に重要視する技法であり、そのリズム性を生み出すためには制限をクラシカルオステオパシーらしく捉えることが重要かと思います。

バリアーモデル画像クリックで拡大

上記の図はオステオパシーを少しでも学ばれている方は何度も目にするバリアーモデルです。[Greenman のManual Medicine]より

この図を目にしてしまうと、制限を平面的に捉えてしまいがちですが、下記の図のように人体の関節面は様々なバリエーションがあります。[トートラ人体解剖学]より

トートラ人体解剖学画像クリックで拡大

当然のことですが、単関節で見れば、関節の形状上円運動を行うことはできません。

 

関節が円滑な円運動を行うためにはこれら二関節以上が連動し、各関節が副運動も含めて、複合的に動くことによってルーチンの動きが円運動を行っているように見えます。

 

他の療法の多くは制限(バリアー)に焦点化することが多いかと思います。

 

ここが、初学者の方がまず理解することが難しく感じるところかと思います。

クラシカルオステオパシーの場合も、もちろん制限に対してアプローチを行うのですが、捉え方が異なっています。

 

制限部分に対してそれを超えることなく、その制限周囲をトレースするように動かすことで、リズム性が生じる一つの要素になります。

 

次の写真を見て頂ければ、そのイメージの助けになるかと思います。

I hollow out

果物の皮の部分だけを残して、実をくり抜く際、皮を破らないように慎重に実を取り除いていく、そのような感覚に近いのではないかと思います。

この写真は固そうな果実ですが、スイカや桃などの方がより繊細な感覚でイメージしていただけると思います。

 

または、円の中の歪な部分を消しゴムで消していき、キレイな円を作るようなイメージもいいかもしれません。
image1
またベクトルやフォースの概念も書いてみたいと思いますが、単関節の制限に焦点化するのではなく、このようなイメージでルーチンを行うことで、関節間の複合運動の改善、体液の流動も生じやすく、また術者が得られる情報量も多くなるかと思います。

ICOの会長である、マーヴィン・ウォルドマン先生の治療は非常に穏やかあるのに、タッチや支点がしっかりとしているのですが、その一つの浅はかなヒントになると思います。

(全く参考になりませんが、私のイスラエルの研修報告ノート)

 

どのような療法もそうだと思いますが、非常にシンプルなクラシカルオステオパシーだからこそ、上達には多くの要素を見逃さず、感受性を閉ざさず行うことが重要であると感じています。

マーヴィン先生はクラシカルオステオパシーの上達方法として、

「自分よりも経験のある先生から治療を受けること」と仰っていました。
日本で最もマーヴィン先生のタッチに近い、小倉会長をセミナーで捕まえて、そのタッチを受けるのも一つですね。

 

コツコツやってまいりましょう(^^ゞ

 

 日本クラシカルオステオパシー協会